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【東京】秋葉原の衰退から見えた、「オタクが経済を回している」論の実際

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1 :2022/01/09(日) 22:31:48.43 ID:tdEmFsF39.net

■秋葉原の成長と「消費社会」の延命

 ではなぜ秋葉原は、そもそも自民党の最終演説地としてながらく選ばれ続けてきたのか。その理由のひとつは、選挙の最後にホームグラウンドで圧倒的な支持をみせつけ、気炎をあげるためだったと考えられる。

(中略)

 わたしの調査では、秋葉原はまさにそうした20代以上の男性が多く集まる街だった(拙著『サブカルチャーを消費する:20世紀におけるマンガ・アニメの歴史社会学』)。渋谷や池袋などと較べて秋葉原には、自民党の支持層とみられる人びとが相対的に多く集まり、だからこそ自民党の最終演説地として選ばれてきたと考えられるのである。

(中略)

 秋葉原で性的に危うい表現が黙認されたのは、ひとつにはそこがラジオパーツやPCショップの集まるマニアの街として、いわば天然の「ゾーニング」を形成していたためである。その傾向は、オタクグッズが集まり、それを求める20歳以上の男性が押し寄せてくるなかでますます強化されていった。

 そうした層の支持を期待して、秋葉原は自民党の最終演説地として選ばれた。だがそれだけではなく、より注目されるのは、男性の購買力に支えられ、秋葉原がバブル以後の日本社会の沈滞のなかで、稀有な成長を遂げたことである。

(中略)

1/6(木) 7:32配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/2cb5f9eda0e74a7b8d250c22c65dfe0ae75161fb