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「軽自動車」vs「コンパクトカー」 どっちを選ぶ? 維持費が安い「軽自動車」と余裕の走りの「コンパクトカー」

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1 :2022/01/09(日) 22:10:57.01 ID:Pbr0Udwx9.net

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https://news.yahoo.co.jp/articles/b9b415de63807dd4e3a8edd7029eb900e0c52239

「軽自動車」vs「コンパクトカー」どっち選ぶ?
日常的な移動手段、いわゆる「日常のアシ」として人気の高い軽自動車とコンパクトカー。
軽自動車には税制面を含めた維持費の安さがあり、一方でコンパクトカーには軽自動車にはない余裕とパワーがあり、どちらを選ぶかは意外に悩ましい問題です。

そこで、軽自動車とコンパクトカーそれぞれのメリット・デメリットを改めて考察してみました。

まずは、日本独自のジャンルである軽自動車の人気を確認してみます。

一般社団法人「全国軽自動車協会連合会」の調べによると、全国で登録されている軽自動車は約3146万台。

そのうち「貨物車(いわゆる軽トラや商用車)」は約834万、「乗用車(我々のような一般的なドライバーが乗る車両)」は約2295万台。

これを世帯数で換算すると、一世帯あたりの軽自動車保有率は50%を超えるという、現代の国民車ともいえる存在になっています。

対して一般社団法人「日本自動車工業会」の調べでは、コンパクトカー(小型四輪)の全国保有台数は約1985万台(2019年末時点)。こちらも高い数字を記録しています。

両者の違いは、サイズと排気量です。

軽自動車には「全長3.4m以下×全幅1.48m以下×全高2.0m以下」と「排気量660cc以下」「乗車定員4名」という規格が定められており、5ナンバー車(コンパクトカー)は、「全長4.7m以下×全幅1.7m以下×全高2.0m以下」と「排気量2000cc以下」「乗車定員5名」が区分になっています。

自動車税は軽自動車が年間1万800円、対するコンパクトカーが3万500円(1リッター超1.5リッター以下/2019年10月1日以降に新車登録)。

重量税(2年に1回)は軽自動車が6600円(1年計算では3300円)であるのに対し、コンパクトカー(1tから1.5t)が最大2万4600円(1年1万2300円)となり、軽自動車とコンパクトカーの税金と年間の差額は2万8700円になります。

また高速道路の通行料も軽自動車は安価に設定されており、維持費が安いという点においてメリットがあることから、クルマがないと生活しにくい地域では重要な移動手段として普及しています。

一方、軽自動車よりも維持費がかかるコンパクトカーですが、その分のメリットも多くあります。

何より大きいのは、ボディサイズの制約が緩和されることによって、ボディ剛性や衝突時のクラッシャブルゾーンの確保などの観点からも安全性が高いと評価できることです。

さらに、軽自動車の660ccと比較すると、1リッターエンジンでも3割の排気量アップになるわけで、高速巡航性能などは格段に走行しやすく、数値以上の性能差が感じられます。

軽自動車の小さいエンジンで高回転を維持して走行するのと、少し低い回転数でも余裕で高速巡航できるのでは、結果として燃費性能ではコンパクトカーのほうが良くなる可能性もあります。

また全幅の違いは、室内幅だけでなくタイヤのトレッド(左右タイヤの間隔)も大きく変わり、走行中の安定性にも大きく差が出る部分。

最近の軽自動車は性能が飛躍的に向上しているとはいえ、やはり物理的に見てもコンパクトカーのほうが走行性能は優れていると判断できます(ただし小回りの効きは、さすがに軽自動車に軍配が上がります)。

高性能化や装備の充実もあってクルマが高額化しているため、軽自動車とコンパクトカーの差額も小さく、車種によっては逆転することもありますが、価格や維持費が安い軽自動車を選ぶか、少々価格が高くなっても安全性と余裕の走りを持ち合わせるコンパクトカーを選ぶのか、何を重視するかで変わってきそうです。

最近の軽自動車は新車価格が高騰しており、車種によっては1リッターのコンパクトカーのほうが安いケースもあるようです。

軽自動車とコンパクトカーは性能も価格差もなくなりつつあるなか、維持費の安さか、お金を出してでも乗りやすさを優先するか、軽自動車とコンパクトカーで究極の選択を迫られそうです。