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【調査】大麻の依存症は8.3%、日本初の大規模調査で判明 「使用者はおおむね健康に暮らせている」

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1 :2021/12/21(火) 17:36:48.40 ID:LmTXk/yJ9.net

厚生労働省が「使用罪」の創設を目指し、規制を強めようとしている大麻。
この大麻による健康被害はどれぐらいあるのか、日本で初めての大規模な実態調査が行われ、
依存症と呼べるような状態の人は経験者の8.3%であることがわかった。

学歴も一般集団とほぼ同じレベル。何らかの職や学業などについている人は約95%に上り、普通に社会生活を営みながら使用している実態も明らかになった。
この調査結果をまとめた論文「SNSを活用した市中大麻使用者における大麻関連健康被害に関する実態調査第一報 」は12月24日、
国内の査読学術誌『アルコール・薬物医学会雑誌』に掲載される。

(中略)

まず、調査結果の概要を見てみよう。

調査は、過去に1回以上大麻を使用した経験がある人を対象とし、2021年1月21日〜2月3日、
Green Zone JapanのSNSを使って回答の募集をかけた。
オンラインの調査フォームを使って4138件の有効回答があり、回答者の82%は男性だった。

学歴は高校卒業未満が15.2%で、2012年国勢調査の18.8%とほぼ同等だった。また就労や就学などの社会生活を営んでいる人は94.7%に上った。

依存症と呼べる状態(大麻使用障害)の人は、経験者のうち8.3%で、現在使用している人では9.5%だった。
裏を返せば、9割以上の人は依存症にはならず使用していることになる。

中略)
「大麻使用者が概ね健康に暮らせていることをデータで示した」

ーーこの調査結果から気づいたことをそれぞれ教えてください。

正高 これまで日本では実際に大麻を使っている人たちに対して大規模な調査は行われてきませんでした。
松本先生の71例の先行研究は精神科にかかっている人を対象としたものだったのに対し、今回は受診の必要もなく、
仕事をしながら隠れて大麻を吸っているような人たちも対象に入っています。

この研究の結果、おおむね健康に暮らせているということが示され、僕らが肌感覚として感じている印象がそのままデータとして表れました。
サイエンスの意義の一つは、一部の人が直感的に感じていることを客観的に証明することですが、そういうことができたと思います。

ある程度、大麻に依存性があるのは間違いなく、止めたいのに止められない人がいることもまた可視化されました。
その割合が8〜9%ぐらいと出ましたが、それが多いのか少ないのかは、他の薬物との比較の上で語られるべきです。

見方によっては、「1割に近い人が依存になっている。大変な事態だ」と思われるのかもしれませんが、お酒はどうなのかを考えると、
アルコール常飲者については、問題飲酒の程度を調べる「AUDIT(オーディット)」というテストで25%ぐらいが危険な飲酒をしていることがわかっています。

それでもお酒の危険性と比べる研究はあまりなされません。
たばこ、お酒の依存性、健康被害と比較する研究がゆくゆくはできたらと思いますが、その一歩目だと思います。

全文
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab6bcc20e61a72d230a01119b003771ea8c7c06f?page=1