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脱税の「鬼滅の刃」制作会社社長が驚きの発言 アニメ業界の構造的問題が明らかに 制作するたび赤字、食費すら厳しく心も体も余裕がない

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1 :2021/12/17(金) 15:54:52.24 ID:CAP_USER9.net

 (略

作品を制作するたびに赤字に

 それにしても近藤被告はなぜ、それほどまでに手元資金の確保にこだわるのか。そこには「発注元から支払われる制作費があまりに安い」という、アニメ業界の構造問題があるようだ。

「アニメ業界ではヒットする作品は10本に1本と言われ、今はそれより少なくなっているかもしれません。ヒットしないとグッズも売れないし、カフェにも客が来てくれないから、必死になって作ると赤字になってしまう。アニメ制作に求められるクオリティはどんどん高くなっていて、私もスタッフもそれに応えようと懸命に取り組んでいますが、クライアントから提示される制作費が安価なため、毎回、作品を作ると必ず赤字になる。弊社はたまたまヒット作が出たからいいけど、そうでないと倒産します。何で毎回、赤字の作品を引き受けて仕事しているんだろうと思いながら、ずっとやってきました。苦しかったです」(同)

 この近藤被告の発言を裏打ちする、アニメ制作者の厳しい生活実態を示す統計が存在する。業界団体「日本アニメーター・演出協会(JAniCA)」が2019年11月に公開した「アニメーション制作者 実態調査報告書2019」によると、回答者382人の2017年の1カ月の平均作業時間は約230時間(有効回答312人)。これに対して平均年収は約440万円(同360人)で、約4割は年収300万円以下だった。

 好況と言われるアニメ業界だが、シナリオ、絵コンテ、監督、演出、原画、動画、編集、プロデューサー、制作進行など、調査に回答した制作現場の関係者からは「食費すら厳しい」「心も体も金も余裕ない」「だんだん良くなったが、一般社会とはまだ差が大きい」「若者を使い捨てないで」など生々しい声が寄せられている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4bf37f747c923a32307ec27416095a17150b3b20?page=2