熊田曜子に暴行の罪で夫に罰金２０万円求刑　被告は「裁判やる意味あったのか」

　起訴状によると、被告は今年５月１８日午前０時１８分ごろ、熊田の顔面を平手で殴るなどした罪に問われているが、無罪を主張している。１１月の第２回公判では熊田が証人として出廷し、暴行のときの音声データが証拠として流された。

　検察側はこの日の論告で、証人の証言の信用性が他の証拠と整合していることを指摘し、夫の暴行罪が成立すると主張。「身勝手な動機で酌量の余地がない。真摯（しんし）に向き合う態度が見られず、争点をぼかすなど反省の情が見られない」として刑事責任を負うべきと述べた。

　弁護側は初公判から一貫し無罪を主張。裁判官から「何か言っておきたいことはありますか」と促された被告は「７月に検察から取り調べを受けた際は妻の不貞に対する質問を受けた」と切り出し「裁判で（不貞疑惑が）十分に審議されず、関係なかったことのように扱われるのは疑問を感じています。妻がなぜ嘘をついたのか客観的に評価して欲しかった」と不満をのぞかせた。「刑事裁判は初めてですが、失礼ながらやる意味あったのか、というのが率直な感想。３人の娘のためにやってないことを認めるわけにはいきません。フェアな判断をお願いします」と述べた。

　公判はこの日で結審。判決は２３日午後１０時に言い渡される。また、夫は熊田に対して名誉棄損などを理由とした損害賠償請求の民事裁判を起こしており、１１月に第１回口頭弁論が行われた。

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