1 :2021/12/09(木) 21:25:14.19 ID:CAP_USER9.net
前編(年収2000万円は今や昔 落日のフジテレビに見切りをつけた若手社員たちの本音)では、50代社員の早期退職制度を発表したフジテレビで、実は若手の実力社員たちが続々と退職している現実を報じた。なぜ彼らはフジに見切りを付けたのか。トップのテレビ局が自壊していく様を見た若手たちは、何を考えているのか。その肉声を紹介しよう。
■7月の衝撃人事の中身
中略
■自分の企画なんて通らない
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■給与がどんどん下がっていく
先の退職した元社員が語る。
「私の入社した2000年代前半はテレビに勢いがある時代でした。フジは視聴率3冠王を独占していました。しかし今は見る影もない。当時入社した社員は誰でも、いまのフジテレビの姿に大きなギャップを感じているはずです」
フジが非常事態に追い込まれているもう一つの原因はカネの問題だ。
まず給与である。かつてはプロデューサーであれば「40代で年収2000万円」とも言われ、同社には外車を乗り回す社員が山ほどいた。日本で最も高い給与を貰う会社のひとつとして、入社希望者も殺到していた。サラリーマンの憧れの会社だったと言っていいだろう。だが、いまの社員給与は普通の大手企業並みだという。制作現場の若手ディレクターのひとりが悔しそうに言う。
「いまの私は50代社員の7割程度の給与しかもらっていません。私の下になるとさらにその7割、30代半ばでも年収が1000万円に届かず、平均700万円台が相場でしょう。ボーナスもかつては250万円、300万円と貰っていましたが今は30代後半後でも100万円というところ。人事に不満があっても、給与がよければ退社は我慢するでしょうけど」
■制作会社も逃げ出した
さらに制作現場で諦めと怒り、不満が交錯しているのが番組製作費の激減である。製作費はこの10年で約半分に削られたという。
「深夜番組1時間であれば『150万〜200万円で作れ』と指示が平気で来ます。10年前なら30分の番組で300万〜400万円をかけていましたから、いまや制作費は4分の1まで削られたといっていい。これではまったくモチベーションが沸かない」(40代の現場社員)
当然ながら、製作費の大幅カットは現場の制作会社にもしわ寄せがくる。他局の社員プロデューサーがこう語る。
「うちの局も、製作費は決して高くはありませんが、『フジの製作費が激減したので、もうやっていけない』とうちの局に移る制作会社が増えてきていますね。フジは資本関係のある制作会社しか使わなくなっているので、新しい企画も入ってこないようです。製作費も企画も自由さがないフジには、放送作家も集まらなくなってきている。貧すれば鈍する、でしょう」
フジテレビはテレビ事業だけではなく観光事業や不動産事業にも積極的に進出している。だが、こちらも新型コロナウイルスの影響を受け業績は低迷を続ける。テレビ局は何よりもまずメディア・コンテンツのテレビ事業が収益の柱だ。フジテレビの未来は、決して明るくない。
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