1 :2021/12/04(土) 21:36:11.56 ID:LfoorS8F9.net
10月31日に発生した京王線での無差別刺傷放火未遂事件は、日本中に衝撃を与えた。その犯人が2019年に公開された映画『ジョーカー』のような格好をしていたということで、日本でジョーカーの地上波放送ができなくなったのではないか、などという話が、ネットの話題になっていた。
映画『ジョーカー』は、アメコミの『バッドマン』に出てくる悪役「ジョーカー」を主人公にし、悪のカリスマであるジョーカーがどのように誕生したのかを描く作品である。
後にジョーカーとなる主人公のアーサーはコメディアンを目指していた。しかし現実は厳しく、仕事はピエロとして店舗の宣伝などの細かな仕事があるばかり。唯一の家族である年老いた母親を介護しながら、ギリギリの生活をしていた。
やがて仕事も上手くいかなくなり、トラブルから雇い主からクビを宣告されたアーサーは、地下鉄で若い女性に執拗に絡む、立派なスーツ姿のリア充らしき若者3人組に遭遇する。
アーサーは女性を救おうとするが、逆に3人組に暴行を受ける。その時に護身用に持っていた拳銃で3人を射殺してしまうのである。そこから苦悩する中年であるアーサーが、悪のカリスマとしてのジョーカーに至る「転進」あるいは「転落」のストーリーが始まるのである。
今回の事件も電車内で発生しているが、『ジョーカー』のストーリーでも電車での事件が、アーサーの人生を変える大きなきっかけとなっており、映画に影響された犯人が、自身の現状を大きく変えようとして、今回の犯行に至ったという可能性は決して否定できないのである。
だからこそ「『ジョーカー』は犯罪者を生み出す危険な映画である」という見方もできてしまい、当然「ジョーカーのような映画は、多くの人が目にする地上波で流さないべき」という意見が出てくることも止む無しであろう。
12/1(水) 8:02配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/674a796cd6c859df737a9d6db505e89ea076b8ab