1 :2021/09/29(水) 10:53:53.83 ID:NVe2FxHH9.net
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は先週、国内各地の病院から集めたデータを公表した。
このデータは、モデルナのワクチンを接種した人はファイザーやジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンを接種した人に比べて、入院する確率が低いことを示し始めている。
9月中旬に公表された別のCDCの報告書は、モデルナのワクチンを2回接種することで入院のリスクが93%低下すると示している。
ファイザーは88%、ジョンソン・エンド・ジョンソンは71%だった。
ベイラー医科大学で新型コロナウイルス感染症のブースター接種の研究を率いているロバート・アトマル氏は、
ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンを接種した人にブースター接種がすぐに推奨されても驚かないが、「モデルナについてはどうなるか分からない」と話している。
モデルナのワクチンの入院を予防する効果は、他社のワクチンに比べて長く続くようだ。
20都市の病院から集めたこのデータは、モデルナのワクチンが入院を予防する効果はファイザーやジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンよりも長く続くことを示している。
4カ月後、モデルナのワクチンの入院を予防する効果は92%だったが、ファイザーは77%、ジョンソン・エンド・ジョンソンは68%だった。
モデルナのワクチンの効果が長く続く可能性がある理由の1つは、その投薬量の多さだ。
1回の接種容量当たりのmRNAは、モデルナが100マイクログラムなのに対し、ファイザーは30マイクログラムだ。
これはファイザーのワクチンの方が副反応が軽いことを意味するかもしれないが、長期的には効果がモデルナほど強くない可能性がある。
ニューヨーク州、ミネソタ州、ウィスコンシン州、ユタ州、カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州、インディアナ州、
コロラド州にある病院の研究では、モデルナのワクチンはファイザーやジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンを接種した人よりも入院している人の割合が少ないことが分かった。
接種間隔がファイザーの3週間よりもモデルナの4週間の方が良い可能性もある。
どちらのワクチンも重症化や入院をよく防いでいる。65歳以下の成人では特に、だ。
ただ、アメリカの退役軍人を対象とした5つの病院のデータは、モデルナのワクチンの方が高齢者を守るのに優れていて、
65歳以上の患者の入院を予防する効果は87%だったことを示している。ファイザーのワクチンは77%だった。
デルタ株がアメリカで優位になって以来、モデルナとファイザーのワクチンを接種した人でも症状が重くなるケースが増えた。
ただ、30歳以上ではモデルナのワクチンの入院を防ぐ効果が今でもファイザーよりやや高い。
このワクチンの有効性は、アメリカ各地の187の病院、7万4000人以上の入院患者のデータから見積もられたものだ。
30歳以上では、モデルナの効果がファイザーを上回っていることが分かる。6〜8月のモデルナのワクチンが入院を防ぐ効果は30〜49歳で99%、50〜64歳で91%だった。
一方、同時期のファイザーの効果は30〜49歳で82%、50〜64歳で84%だった。
ただ、18〜29歳では様子が異なる。6〜8月のモデルナのワクチンが入院を防ぐ効果は82%だったが、ファイザーの効果は85%だった。
今春のデルタ株の出現がワクチンの効果にどう影響したか、はっきりと見分けるのは難しい。
データをどのように見るにせよ、いずれのワクチンも人々を死から守り、入院を防ぐという主な務めを良く果たしている。
ただ、高齢者については、ワクチンを接種しても新型コロナウイルスに感染すると重症化しやすい。
https://www.businessinsider.jp/post-243175