1 :2021/08/17(火) 23:18:46.33 ID:DGi/O5SB9.net
「ワクチンにはマイクロチップが混入されていて、打ったら国に管理される」といった説や「遺伝子組み換え説」は笑い飛ばせても、「不妊になる」「流産しやすい」といわれると気になってしまうという人もいるのではないだろうか。
厚生労働省は「新型コロナワクチンQ&A」のサイトで、日本で使われているワクチンには「排卵や妊娠に直接作用するホルモンや、卵巣や子宮に影響を与えることが知られている化学物質は含まれていない」と否定する。米疾病対策センター(CDC)は「妊婦に加え、妊娠を考えている人や授乳中の人にもワクチン接種を勧める」との見解だ。
それでもSNSでは膨大なデマが日々広がっている。東京大大学院の鳥海不二夫教授(計算社会科学)の分析によれば、1月からの7カ月間で不妊や流産につながる投稿は約11万件確認できたが、うち5万件は、わずか29アカウントの投稿が基となっている。
29アカウントには、反グローバリズムを訴えるものや、ニュースサイト・まとめサイトなどの「ミドルメディア」も含まれ、数万人がフォローするアカウントもある。
鳥海氏は「『ワクチンを打った後に流産した』という投稿が拡散されたりもする。必ずしも反ワクチンとは書いていないが、反対する人にとって都合のいい情報になってしまう」と指摘する。
ツイッターではデマや誤情報に関連した言葉を検索すると「ご存知ですか?」というバナーが現れ、厚労省のサイトなどに誘導する仕組みだ。ヤフーでは、専門家の見解や医学的な記事を積極的に発信している。
こうした取り組みはあるものの、「コロナに限らず、災害が発生すれば不確かな情報が発信されるため、デマがなくなることはない」というのが鳥海氏の見方だ。
「だまされてしまう可能性があるという認識を持ったうえで、だまされた場合は訂正し、周囲も許す環境が必要だろう。自分に都合のいい情報には飛びつきやすいが、真実と都合のいいことは別であることも認識しておきたい」と呼び掛けた。
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/210815/dom2108150002-n1.html
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/210815/dom2108150002-n2.html