1 :2021/08/07(土) 00:11:18.50 ID:CAP_USER9.net
53年ぶりのメダルの期待が懸かった東京オリンピックだけど、3位決定戦でメキシコに1-3の敗戦。
キャプテン吉田の一言がまさに、この試合を言い当てていたよ。
「完敗です」
さすがオーバーエイジで経験のある選手の言葉だったと思うよ。紛れもない完敗。
前半、日本は主導権を握られて2点をリードされた。
そのまま前半はこれといった反撃もできず、後半も追撃の1点を奪う前に、セットプレーからしてやられて、相手はもう無理をする必要がなくなった。
日本はそこから三笘や上田を入れて反撃に転じたけど、メキシコはがっちり引いて最後のところを集中して凌いでいた。
最終的なスタッツは日本がボール保持率で上回って、シュート数もメキシコ8本に対し、日本19本と大きく上回った。
でもそれは結局、守りに入った相手を攻め切れずに終わったということ。
枠内シュートはメキシコ4本、日本5本と、シュート本数に比べて差がないところにも、両チームのクオリティの差が表われているよ。
オーバーエイジに守備的な選手を3人入れたにもかかわらず、セットプレーから3点を奪われた。
これはもうチームプランとして、あってはいけないゲーム展開だった。
チームの課題は明らかで、トーナメントに入って点を取れなくなっていた。
要するに、決勝トーナメントに進んでくるハイレベルな相手に研究されたなかでは、点を取り切るクオリティがなかったということ。
三笘をもっと早く入れておけば良かったという見方もあるかもしれないが、日本がそれで決定機を作ったのと同じように、メキシコも同じようにいつゴールを奪ってもおかしくない展開だった。
リスクを冒せば点を取るチャンスが増えるのと同時に、ピンチも増える。この展開での起用なら、あるいはもっと差をつけられて負ける可能性もあったよ。
森保監督の采配も試合展開にあまり変化をつけるものじゃなかったけど、結局それだけのメンバーがいなかったんでしょ。
コックさんに例えるなら、実は料理をつくるのにあまりいい材料が揃っていなかったということだよ。
プロ選手が結果を残せなければ、普通は厳しく批判されるだけ
それにしても、今回の日本男子サッカーは本当にビッグチャンスを逃してしまった。
これを逃したら、あとはいつメダルを獲るんだろうというくらいのチャンスだった。
オーバーエイジにはA代表の中心選手を6月から招集して、早くからチーム作りを進めてきたし、トレーニングも幕張の専用施設でずっと続けることができて、準備は万全だった。
他の国でこれだけ準備に時間をかけられたチームはないよ。
そんななかで結果を残せなかったチーム、とりわけプロの選手に与えられるのは、普通は手厳しい批判しかないと僕は思っている。
それこそスペインやブラジルなら、どんな罵声を浴びせられるか……。
国民性だから、日本人にはそういうのは向かないとは思うけど、少なくとも選手の涙に感動したとか、最後までよくゴールを目指して頑張ったとか、そういう論調が出てくるようなら勝ち癖のある国にはなれない。
負けたのに「よくやりました。この試合は次に結びつきます」とか、テレビの実況の人は言うけど、そういうのはアマチュアの考えで、プロ選手にかける言葉じゃない。
もうみんな知っていると思うけど、五輪はもうアマチュアの祭典なんかじゃない。
戦っているのはプロの選手だよ。
そういう世界で「ドンマイ、ドンマイ」なんてやってたら、もう日本のサッカーは二度とメダルなんて獲れないよ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/67dcad0c8b7969dc886f52c83c7a2c3d0c20462a?page=1