1 :2021/07/04(日) 22:46:25.98 ID:2Gsvuzol9.net
国内世論、専門家の警告、海外メディアの皮肉を蹴散らして、東京オリンピック・パラリンピックは無理押し開催されるが、
天皇も新型コロナ感染拡大を「ご懸念」していると拝察されるのに、能天気にはしゃげばヒンシュクを買う。
とはいっても、世界最大イベントの何十年に1回の国内開催だ。
テレビ局としては、親会社の新聞社は大会オフィシャルパートナーだし、視聴率のためにも、CM営業のためにも、とことん派手にやりたい。
「NHKは和久田麻由子と桑子真帆、日本テレビは有働由美子、TBSは安住紳一郎と、
看板アナ・キャスターを投入して、どこも開局以来の五輪態勢を敷いています。
ただ、始まってみたら国民はまるでシラけてた、なんてことになるんじゃないかと、内心はビクビクですがね」(テレビ雑誌編集デスク)
世論調査で中止・延期が7割以上というのは、そもそも東京開催に関心が薄いということで、
開会式をはさんだ4連休も、観光地はどこも予約でいっぱい。夏休みやレジャー優先で、オリンピック観戦は二の次というわけだ。
そんななかで、テレビばかりが「ガンバレ日本!」と絶叫していたら浮きまくる。
カズレーザーに言わせると、「テレビは開催疑問視のスタンスを取っていたのに、どうなるんすかねえ」ということで、
一転して応援番組をたれ流したりしたら、今度は「節操がなさすぎる」と笑われる。
ワイドショーなどは日本選手の活躍で大騒ぎして、そのすぐ後にバランスを取るためにコロナ感染拡大への懸念、
ことによったら緊急事態宣言下の競技会場や街の様子を伝えることになるから、シラけること間違いない。
「安全安心を確保して、日本選手の活躍に期待しましょう」と、MCたちはとってつけたように毎日言わなければならないのだからやりにくい。
「アサヒビールが競技場でのアルコール販売を中止したように、スポンサー企業は悪目立ちするのを非常に恐れています。
テレビCMも、汗が飛び散るような熱いシーンは避けて、おとなしいものにつくり直してます」(大手広告代理店オリンピック担当者)
本当だったら、いまごろはスポンサー企業のテレビCMが洪水のように流れていたはずだが、
目に付くのは「大会を応援してます」という静かなメッセージだけである。テレビからは、「オリンピックまであと○日!」という熱狂は伝わってこない。
「これは、テレビ局内の力関係にも少なからぬ影響を与えています。スポーツ局はオリンピックを錦の御旗に、
これまで企画も予算も人事も思い通りにやってきたのですが、前代未聞のしょぼい五輪になって、
CMも集まらないとなれば、その揺り戻しはすさまじいものになりますよ。業績悪化の戦犯扱いでしょう」(前出のテレビ雑誌編集デスク)
NHKは開会式、テレビ朝日系は陸上男子400メートルリレー、日本テレビ系は女子マラソンの中継放送を予定していて、世帯視聴率の最低ラインは30%か。
(コラムニスト・海原かみな)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a003d5e29515229e260d08ea86fb53eafa3ac7c