1 :2021/06/21(月) 10:24:12.79 ID:5EtP0pqy9.net
企画の最大の特色は「時間割」。早朝の登校(集合)時間から時間割に沿ってイベントを進行させていく。「学校は安心感があり、青春時代にタイムスリップでき、会場費もかからない」と発想した。「担任役」も登場する。自己紹介やアプローチの仕方などを指南するのは、熊本市の婚活コーディネーター荒木直美さん(52)。これまでに1500組以上のカップルを誕生させてきた実力派だ。
計画では、2限までは荒木さんの授業(事前レクチャー)や対面式。3、4限は特産品の調理実習で、料理を昼休みの自由時間に食べながら緊張をほぐす。ただし、この昼休みもうかうかしてはいられない。気になる人の靴箱にラブレターをしのばせることができ、ライバルを出し抜くチャンスなのだ。5限のドッジボールは「意中の人からのボールには当たりに行く」などの特別ルール。6限は告白タイムとなる。
同校によると、商業科3年生は2年次から、6グループに分かれて地域課題を見つけ、解決策を提案・実行する授業に取り組んできた。婚活イベントを企画する生徒たちによると、同市で少子高齢化が進む現状を学び、このままでは地域経済も衰退すると憂慮したという。未婚率の上昇が少子化の一因と知り、出会いの場づくりに一役買おうと、企画を練ってきた。
10月開催を目指し、学校や市と募集方法や参加者名簿の管理などの役割分担を詰めていく。荒木さんは「日本の未来を背負う世代が、純粋な気持ちで結婚問題を考えてくれることは、未婚化が進む社会への問題提起になる。当事者(独身者)だけでなく、地域や私たち結婚支援者にとってもありがたい」と話す。
企画グループの東采輝(さやか)さん(17)は「自信を持ってやり遂げ、カップル成立を成功させたい」と意気込んだ。
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