1 :2021/06/18(金) 11:37:13.13 ID:Z/NH3B2+9.net
2021/6/17 23:46
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が、全国のボランティア希望者に対し、新型コロナウイルスワクチンの接種を東京都庁で受けるよう求めている。地方から感染者の多い都心への移動を求める上、交通費の支給もないという。メディカルスタッフに登録する広島市中区の40代鍼灸(しんきゅう)マッサージ師男性は「リスクを負って、自費で上京しろというのか」と困惑の声を上げる。
組織委が確保するボランティアは約7万人。6月末に1回目、大会までに2回目のワクチン接種を受けてもらう考えという。男性が11日、組織委へメールで接種の詳細を問い合わせたところ「会場は東京都庁。交通費は出ない」との返事だった。
組織委からは、接種は強制ではなく、未接種でも活動できるとの説明も受けたという。だが、男性は選手たちとの接触が避けられないメディカルスタッフ。21日から全国で「職場接種」が始まるが、自営業のため見通しが立たない。
何とか地元で早く接種を受けたい―。知り合いの内科医に頼み、組織委からの依頼状と接種券があればワクチンを打ってもらえるよう調整した。組織委にも示した。だが接種券を発行してもらえず、打つ手がないという。
五輪の開幕まで1カ月余り。「2回目の接種までに3週間の間隔があるとすると、スケジュールは既にぎりぎり。地方からのボランティア参加は諦めろということか。辞退も考えている」とこぼす。
五輪のボランティアを巡っては、新型コロナの感染拡大などの影響で、辞退者は約1万人に上る。今回、ボランティアに東京都庁での接種を求めたことを受け、地方からの辞退者がさらに拡大する可能性も出てくる。
組織委は中国新聞の取材に対し、「(ボランティアのワクチン接種で)現時点で用意しているのは都庁会場のみだが、情報が更新されれば関係者に至急知らせる」としている。(高本友子)
https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=764883&comment_sub_id=0&category_id=256