1 :2021/06/03(木) 21:46:26.87 ID:BOrr18U99.net
何の許可を得ることなく、一般的な州民が拳銃を携帯できるということだ。
この関連法案は下院・上院の両院で可決され、グレッグ・アボット州知事も地元ラジオで「テキサスで合法的な携帯が認められるべきだ」と発言するなど、法案に署名する意向を示している。
■ テキサス州でハンドガン携帯のライセンスを廃止する動き
テキサス州の現在の法律では、公然であるか隠されているかどうかにかかわらず、ハンドガン(拳銃)を携帯するためにはライセンスの取得が義務付けられている(なおライフルを公共の場で”公然”と携帯する場合、ライセンスは不要)。
携帯ライセンスを取得するには、指紋を提出し、4〜6時間の訓練を受けたうえで、筆記・実技試験に合格しなければならない。
下院(賛成82票、反対62票)に続き、上院(賛成17票、反対13票)で可決された「下院法案1927号」は、テキサス州あるいは連邦法によって銃の所持が禁じられていない限りは、ライセンスなしでもハンドガンの携帯を認める内容となっている。
ただし上院では、銃の携帯を理由に警官が職務質問することを禁じる条項を削除するなど、いくつかの修正がなされている。さらに重犯罪や家庭内暴力を犯した者が銃を携帯していた場合の罰則強化も盛り込まれた。
■ この法案をめぐり賛否両論
同法案の改正案を支持するチャールズ・シュベルトナー上院議員は、「武器の所持と携帯を認める合衆国憲法修正第2条で認められている権利を回復するもの」で、テキサスはより安全になると主張。
しかし反対票がそれなりに多いことからもわかるように、こうした動きをテキサス州全体が歓迎しているわけではない。
銃規制派は、銃の携帯に関する規制を緩めることで、銃による暴力が繰り返されると懸念を表明。その1人、ジョー・ムーディ下院議員は、「エルパソ銃乱射事件に巻き込まれた住人が望んでいたのはもっとまともなことだ」と発言し、法案を非難した。
2019年、テキサス州エルパソでは、20代の白人男性によって銃乱射事件が発生。22名が死亡し、十数名が負傷した。
一部の民主党上院議員は、法案がテキサスの人々を危険にさらし、州の警察官を危険にさらすだろうと懸念を表明した。