1 :2021/05/24(月) 08:38:25.19 ID:A0aOY5Ty0.net
さらに菅は、自衛隊を動員した大規模接種会場の開設に続き、5月7日、ワクチン接種の「1日100万回」目標を打ち出した。
接種が加速化する5月24日から7月末まで約70日。
100万回は、この間に高齢者の2回接種(計7200万回)を終えるのに必要な回数を逆算した「首相発案の数字」(周辺)だった。
これにも河野は抵抗した。具体的な裏付けもなく掲げて、達成できなければ、非難を浴びるのは確実だった。
「1日70万回でもいいのではないですか」
発表直前、数字を知った河野は、菅と直接向き合い翻意を迫った。
季節性インフルエンザワクチンの1日平均接種実績の60万回に、10万回上積みした数字が限度だと食い下がったが、「オレがやると言えば、みんな動く」と強く信じる菅は納得しなかった。
菅は、同じ神奈川県選出の河野を「将来の総裁候補」と目をかけてきた。2009年の自民党総裁選では、河野の推薦人集めにも奔走した。
突破力や発信力を評価し、ワクチン担当に河野を起用したのも菅だった。
そんな「弟分」の河野の反対も退け、菅はワクチン接種加速に向け突き進んだ。
菅は、周囲とぶつかり時に暴走する河野も認め、起用してきた。だが、ワクチンを巡っては、菅が周囲の制止を振り切り突っ走る。ある閣僚は、こう解説する。
「普段は暴走する河野をみんなで止めるのに、今回は、その河野が首相を止めようとしている」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6211e75726fcd9ac6733cb4340ead62626673480?page=2