1 :2021/05/16(日) 21:13:32.95 ID:m8Eo285N0●.net
5/16(日) 19:15配信 毎日新聞
イスラエル軍は15日午後、パレスチナ自治区ガザ地区のガザ市中心部にあるAP通信などが入居するビルを空爆した。理由についてイスラエル軍報道官は毎日新聞の取材に、「このビルには(ガザ地区を実効支配するイスラム組織)ハマスの情報機関があった」と説明。空爆の正当性を主張した。だが複数の報道機関が入居するビルの爆破には批判の声が上がっている。
攻撃の応酬は16日も続き、ロイター通信などによるとガザ側の死者は子供40人以上を含む174人、イスラエル側は10人に上った。
米ニューヨークに本社を置くAP通信は世界各地に取材網を持ち、各国の新聞社などに記事や写真を配信する国際的な通信社。イスラエル軍は15日午後2時ごろ、ビル入居者らに1時間後の爆破を予告し、全員の避難を確認した後、ミサイルを発射した。当時、現場から数百メートル離れた場所にいた毎日新聞記者の耳にも「ドドーン」と地鳴りのような音が響いた。同じビルに入居していたカタールの衛星放送局「アルジャジーラ」のサフワット・アルカフロート記者は「今まで築き上げてきたものが、2秒間で消えてしまった」と語った。アルジャジーラはイスラエル政府への訴訟を検討しているという。
AP通信のゲーリー・プルイット社長兼最高経営責任者(CEO)は声明で「ショックを受け、恐怖を感じている。今回の爆破で、ガザで起きていることを世界の人々が知る機会は少なくなるだろう」と述べた。国連のグテレス事務総長も15日、メディアや民間人への無差別攻撃は国際法違反と指摘し、「深く憂慮している」との声明を発表した。
ブリンケン米国務長官は15日、プルイット氏と電話協議し、ジャーナリストや報道機関への揺るぎない支持と紛争地域での報道の必要性を伝えた。ブリンケン氏は死傷者がいなかったことに安堵(あんど)したことも伝えた。
イスラエル軍の攻撃に先立ち、ハマスはイスラエルの商都テルアビブにロケット弾を発射して男性1人が死亡しており、ビル攻撃はその「報復」とみられる。イスラエル軍報道官はさらに「(ハマスに関連する)攻撃対象はまだたくさんある」と述べ、ガザ地区での空爆を続ける意向を示した。【ガザ市(パレスチナ自治区ガザ地区)三木幸治、ワシントン鈴木一生】
https://news.yahoo.co.jp/articles/eebaf4d6cb8d2a005b67b76530a5dc281ead3b5c