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【悲報】5Gの電波、住宅の断熱ガラスで1万分の1に弱まることが判明も、解決策有り。

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1 :2021/05/06(木) 22:52:49.62 ID:PIBn3VMn0●.net

AGC、5Gの天敵「Low-Eガラス」を克服 微細加工で電波を通過
2021.05.06 日経ものづくり

窓は建物の中でも熱の出入りが多い。冷暖房の効率を高め、家の中を快適にする窓ガラスが「Low-E(低放射)ガラス」だ。
ガラスに酸化亜鉛や銀をコーティングして断熱・遮熱性を高めている。板硝子協会によると、省エネ対策で普及が進み2019
年時点でLow-Eガラスを採用する日本の新築一戸建ては約8割にまで増えている。06年時点では3割弱にとどまっていた。

この金属の膜が5Gにとって思わぬ障害となっている。金属は電波を反射する代表的な材料だ。加えてミリ波帯など高周波
を使った5Gは特に障害物に弱く、電波が隅々まで浸透しにくい。AGCの実験では、Low-Eガラスを通過したミリ波帯を使う
5Gの電波強度は何も加工を施していないガラスを通る場合のおよそ1万分の1に落ちてしまった。これでは屋外で発せら
れた5Gを屋内で活用するのは難しい。従来の4Gは5Gと比べて電波が透過しやすく、Low-Eガラスを通る場合でもあまり
問題は発生しなかった。

そこでAGCはLow-Eガラスが持つ断熱・遮熱性能を保ちつつ、「FSS(Frequency Selective Surface)」という技術を活用した
5Gの電波を遮らない試作品を開発した。窓にしま模様を描くように、レーザーで金属膜を剥がす。しまの幅はマイクロメー
トル単位だ。5Gが使う波長が通りやすいように計算された特定の幅になっている。

金属膜に細長い切り抜きが入ると、その形状の特性から金属膜がアンテナの機能を持つ注1)。5Gの電波は電力として
一度、金属膜に蓄積されたのちに電波として再放射される。金属膜はほとんど透明なので一部が削れても見た目には
響かない。同社は設置済みのLow-Eガラスを後から加工しやすいように持ち運びできるレーザー機器を開発中だ。

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/05529/