1 :2021/04/19(月) 22:54:54.64 ID:QzdgrJ0X0●.net
その後、伸之さんは出会いの場を婚活アプリに移した。3年間ほどで20名弱
の女性と出会い、5名とは男女関係に至ったと明かす。「交際」とは書か
ないのは、不純な動機も混じっていたからだ。
「結婚というよりも彼女が欲しかったのが当初の目的です。でも、話して
みて『いいな』と思えなかった相手は大切にできないこともありました」
客観的に見ればいわゆる「ヤリモク」と言われても仕方ないだろう。それ
だけではない。冒頭で指摘したように伸之さんは年収を偽っていたのだ。
「当時年収が400万円半ばでしたが、600〜800万円にして活動したらマッチ
ング率が大幅にアップしました。今思うと酷い話ですが、それができて
しまうのがアプリでもあります」
そしてマッチングしたのが愛さんだった。見た目重視の伸之さんは「写真より
も実物のほうがキレイだ」と感激したと回想する。経歴を偽って出会ったこと
のしっぺ返しは後述する。
結婚を視野に入れ、同棲を始めた2人だが…
愛さんは大学卒業後、事務職としてまじめに働いてきた。伸之さんによれば、
「内向的で、数少ない友達と深く付き合うタイプ」。伸之さん自身も外向的
とは言えないので似た者同士で惹かれ合ったのかもしれない。
「社会人として自立しているのも心強く感じました。あとは、タイミングも
ちょうどよかったのだと思います。私の両親が結婚したのは父が35歳のとき
です。自分もそれぐらいまでには結婚したいと漠然と考えていました」
マッチングしてから2カ月後には付き合い始め、翌年には結婚を視野に入れて
同棲を始めた2人。その際、伸之さんは「本当の年収」を愛さんに知られて
しまう。「LINEの返信がすぐには返って来なくなりました。理由も教えてくれ
ません。週末に会ったときに、『ちょっと聞いていい??年収はいくら?』と
聞かれました」
観念した伸之さんは実際の収入を明かし、奨学金も返済中なのだと話した。
愛さんは泣いてしまったという。
「私にうそをつかれたショックだけではありません。世帯年収1000万円の家庭が
夢だったそうなのです。本当は夫の年収だけでその金額に達したかったそう
ですが、無理ならば2人合わせてでも、と。彼女の年収はそのときの私と同じ
ぐらいなので、その夢を壊すことになってしまいました」
https://toyokeizai.net/articles/-/422688