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【悲報】アメリカ、台湾を「為替操作」認定! 中国は監視リストで変えず

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1 :2021/04/17(土) 00:22:22.89 ID:PMenjWRz9.net

【ワシントン=大越匡洋】米財務省は16日、半年に1度の「外国為替政策報告書」を公表し、貿易で有利になるように意図的に通貨を切り下げている「為替操作国・地域」としてベトナムとスイスに加えて、台湾を認定した。中国や日本は通貨安を警戒する「監視リスト」の対象に据え置いた。

米国は対中国戦略の一環として台湾との連携を強めている。為替操作の認定にあたり、米財務省は1)対米貿易黒字2)経常黒字3)持続的で一方的な為替介入――の3つの数値基準を示しており、今回、台湾が該当した。

中国は経常黒字の国内総生産(GDP)に対する比率などが基準を下回り、監視対象リストのままとする。一方で、米財務省は声明文であえて「中国に為替介入などに関する透明性を改善するよう促した」と明記し、警戒を続ける姿勢を強調した。

トランプ前政権は2019年に中国を為替操作国に認定(20年1月に解除)することで貿易戦争で圧力を強めた。バイデン政権も対中圧力を強める方針だが、前政権のように関税引き上げなどの貿易戦争を仕掛けるのではなく、半導体をはじめとする重要部材の供給網を再編、強化するといった政策を対中抑止策の軸に据えている。

イエレン財務長官は「米国の労働者に不公平な損害を与える通貨価値の人為的な操作に対し、たゆまず対処していく」と強調した。

報告書は原則、毎年4月と10月に公表する。米財務省は認定をした3カ国・地域に対し、通貨安と貿易不均衡に対する改善策を求める。問題が解決しない場合、輸入品への関税引き上げなど制裁を検討する。

日本経済新聞x2021年4月16日 22:27 (2021年4月16日 23:44更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN16DA90W1A410C2000000/?n_cid=SNSTW001