1 :2021/04/10(土) 17:55:09.86 ID:8r1UaBqI9.net
4/10(土) 13:17配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/e948bffb6f04491e7af5d38f375a2dac298dca32
異色の破天荒議員、陥落か――!? 埼玉県戸田市議会議員として活動していたスーパークレイジー君議員(本名=西本誠・34)の当選が無効となった。4月9日、同市の選挙管理委員会が決定し、即日、本人に伝えられた。
スーパークレイジー君議員は「最終学歴、少年院」「全身タトゥー」「銀座のクラブの黒服」といった破天荒過ぎる肩書きで、2020年の東京都知事選を彩った人物。今年1月の戸田市議選では26議席中25番目で滑り込み当選。同市の子供たちからは「クレイジー先生!」と呼ばれ、親しまれる存在になっていた。
ところが2月中旬、同市民から「居住実態がない」と当選の異議申し出が出ていたため、選管がその実態を調査していた。公職選挙法によると、地方議員は3ヵ月以上、その自治体に居住していなければならず、クレイジー君議員はその条件を満たしていなかったという判断が下された形だ。
当選無効が発表された夜、茨城県内で行われた『ベスト・オブ・ミス・茨城』の審査員を務め終えたばかりのクレイジー君議員本人にこの件を直撃した。
――実際に戸田市に住んでいたのですか?
「2020年9月末から戸田市に居住しています。仕事もあるので、家には寝に帰っているだけの状態でしたが。たしかに友人宅に泊まり、家に帰れないこともありました。でも、一般の方でも同じような生活をしている方はいると思います」
――当選無効の決め手となったのは、居住していた部屋がクレイジー君議員本人の名義ではなかったこと。電気など公共料金の名義も別人だったことらしいですが。
「自分は前科があるので、賃貸物件やケータイ電話など審査が通らないことがあります。そのため、新しい住居が決まるまで、戸田市の後輩が住んでいた部屋で暮らしていました。公共料金の名義が後輩のままだったのもそのためです。この件に関しては立候補する前、選管の方に相談していました。『住居の名義は自分の名前ではないけど、選挙に出れますか?』と尋ねたら、『住んでいれば大丈夫』と言われていたのですが」
――居住している証拠として何を提出したのですか?
「コンビニエンスストアや飲食店、ガソリンスタンドのレシートや領収書を提出しました。居住していることを証明するために、寝ているところの映像を3ヵ月分提出してくれとも言われていましたが、普通それは撮影しないですよね。最終的には、行きつけのコンビニエンストアに自分が出入りしたときの映像を提供してほしいと頼んだのですが、『事件性がないので出せない』と言われてしまいました」
――選管の調査に対して非協力的だったそうですが。
「途中からそうせざるを得ませんでした。選管が約束を守ってくれなかったからです。選管は居住実態や名義人を調べるために、僕の親族に手紙を出して確認をしたいと言ってきた。だけど、親類に余計な心配はかけたくない。そもそも出身地の九州の田舎にいる親戚が、僕が戸田市でいつ何をしているのか?なんて知っているわけがない。
それを担当者に伝えたら、『手紙は出しません』となった。ところが選管の方々は、結局、親族に手紙を出していたようなんです。なので、約束を守れないのであれば自分の情報は勝手に集めてもらっていいですよ、という意味で『協力はできません』と言いました」
――今、選管に対して思うところは?
「住居の名義人や公共料金の名義人、居住の証拠の問題に関しては、立候補するときに言ってほしかったです。また、これらの名義の確認、証拠の取得は今後、すべての立候補者に適用し、制度化するべきだと思います。例えば90日間以上はそこで寝泊まりして、生活のすべての領収書やレシートを取っておくとか。そうすれば、こんなことにはならなくて済むわけですから」
――今後は?
「潔白は証明するために、弁護団を組んで、選管に対して訴訟を行おうと考えています。投票してくれた方々に『自分の一票に意味はなかったのか?』と思ってほしくないですから。もちろん、政治家への道も諦めません。何からの形で必ず帰ってきます」
全身タトゥーの男は議員バッヂを取り返すことが出来るのか。
取材・文・撮影:尾谷幸憲
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