1 :2021/03/29(月) 02:48:10.71 ID:3cqZKv/W9.net
フランスでは新型コロナウイルスの感染拡大で厳しい外出制限が行われた去年の秋ごろからアジア系の人たちが差別的な言葉をかけられたり、突然殴られたりする被害が起きていて、政府は新たな対策に乗り出すことを決めました。
パリの中国系住民の団体によりますと、新型ウイルスの感染拡大で2度目の厳しい外出制限が始まった去年10月末ごろ、SNS上で中国系住民に対する攻撃の呼びかけが行われ、直後の3週間ほどは差別的な言動や暴力を受けたという相談が毎日あり、今も週に数回寄せられているということです。
中には「国に帰れ。ウイルスが広まったのはお前たちのせいだ」とののしられたとか、路上で突然殴る蹴るの暴行を受けたという人もいて、被害は中国系に限らずアジア系の住民全般に広がっているということです。
こうした事態を受けて、フランス政府も24日声明を発表し「新型ウイルスの感染拡大以来、アジア系の住民に対する差別はかつてなく増えている」と指摘したうえで、断固とした決意で人種差別と闘うとして新たな対策の策定を始め、来月には広く市民に意見を聞く機会を設けるとしています。
中国系住民の団体のスンレイ・タンさんは、この政府の発表について「アジア系の人たちに起きていることについて政府も認識しているという印象を受けました。これで十分かどうかは分かりませんが、考慮していると思います」と期待を示しました。
アジア系の住民を狙ったとみられる暴力事件はアメリカでも深刻化していて、差別や偏見に抗議する声が広がっています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210326/k10012936711000.html
2021年3月26日 8時38分