1 :2021/03/17(水) 19:51:52.69 ID:HIx0h4JO0●.net
第三者委員会を立ち上げると発表した。坂井辰史社長が17日午後5時から都内で記者会見を開いて、障害の原因究明や再発防止策の策定について説明した。
4月1日に予定していたみずほ銀行の頭取交代人事も取り消すと発表した。
坂井社長は記者会見の冒頭、「度重なるシステム障害で顧客に大変迷惑をかけ、信頼を損なう事態となった。心からおわびを申し上げる」と陳謝した。
坂井社長は持ち株会社の社長として責任があるとしたが、責任の取り方については「原因究明や再発防止策の策定後に適切に考えたい」と述べるにとどめた。
第三者委員会の委員長には弁護士の岩村修二氏が就く。システム障害の原因を究明するほか、再発防止策の提言や評価も行う。
坂井社長は「客観的で専門性のある外部の目線が不可欠だ」と説明した。
みずほ銀行では2月28日に全国の約8割にあたるATMが一時動かなくなるトラブルが起きるなど約2週間で4件の障害が起きた。
坂井社長は4件の障害について直接的な因果関係は認められないとしたうえで「個別要因が重なったではすまされない。
通底する問題をあぶり出したい」と語った。
システム障害への対応を優先するため、4月1日に予定していたみずほ銀行の頭取交代人事は取り消す。みずほFGはシステム障害が発生する前の
2月19日に藤原弘治頭取がみずほ銀行会長に就き、後任に加藤勝彦常務執行役員が昇格する人事を発表していた。
当面は藤原頭取が続投し、次期頭取に就任予定だった加藤勝彦常務執行役員は副頭取になる。
坂井社長は「加藤氏が頭取になるのは基本的な方向感だ」と述べた。
4月に全国銀行協会の会長に就任が内定していた坂井氏の人事についても「就任を見合わせる方向で相談したい」との考えを示した。
金融庁はみずほ銀行で相次いで発生したシステム障害を受け、3月中にも同行に立ち入り検査を実施する方針を固めた。
計4回の障害が続いた事態を重くみて、システム管理体制や障害の原因について関係者から詳しく聞き取る。
みずほ側がまとめる報告書や検査結果を踏まえ、業務改善命令など行政処分を検討する。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODF16CGQ0W1A310C2000000/