1 :2021/03/14(日) 22:30:11.22 ID:54Q7CfKo0●.net
JR山手線で49年ぶりの新駅として注目を集めた高輪ゲートウェイ駅(東京都港区)が、14日で開業から1年を迎える。
新型コロナウイルスの影響で、1年間の利用客は当初見込みの2割程度に低迷。駅と一体で整備中の開発地区では
明治期の貴重な鉄道施設が出土し、工期が遅れる可能性もあり、苦戦が続きそうだ。
新型コロナウイルスの影響で、1年間の利用客は当初見込みの2割程度に低迷。駅と一体で整備中の開発地区では
明治期の貴重な鉄道施設が出土し、工期が遅れる可能性もあり、苦戦が続きそうだ。
同駅は、JR東日本が車両基地の跡地で行う開発の中核施設として、昨年3月14日に開業した。
周辺には2024年度までに商業施設やホテル、タワーマンションなどが建設されるほか、リニア中央新幹線の
発着駅・品川駅にも近いことから、同社は「日本の玄関口となるエリア」として開発に力を入れる。
JR東は、開業1年目の乗車数を1日平均2万3000人と見込んでいたが、新型コロナの影響で利用が伸びず、
降りる人も加えた乗降客数は2月の1日平均が9200人にとどまった。開業から2月末までの乗降客数も計362万人で、
当初見込みの2割程度だった。
昨年7月には、隣接する開発地区で、明治5年(1872年)に日本で初めて開業した鉄道の線路の土台部分「高輪築堤」が、
計約800メートルにわたって出土した。日本考古学協会が「近代日本における至宝」として、現地での保存を要望。
JR東と港区教育委員会が保存方法を巡って協議を続けており、昨年10月に着工予定だったビル建設工事は開始のメドが立っていない。
JR東の関係者は「想定外の事態もあったが、一つずつ課題を解決し、いい駅と街をつくっていきたい」と話している。