1 :2021/03/12(金) 23:28:10.90 ID:D8C9C2GI9.net
その判断は“英断”と評されてきた。しかしこの“英断”は原子炉の冷却にはまったく貢献しなかったことが、その後の検証で明らかになってきた。吉田所長や東電運転員たちが決死の覚悟で行った消防注水は、注水ルートの「抜け道」に流れて、1号機原子炉にはほとんど届かなかったのある。この情報をいち早くスクープしたのが、NHKスペシャル取材班だった。このほど上梓された『福島第一原発事故の「真実」』ではその一部始終が鮮明に明かされている。「衝撃の真相」とは――。
原子力関係者に衝撃を与えた1号機“注水ゼロ”
2016年9月7日。福岡県久留米市で開かれた日本原子力学会で注目すべきプログラムが実施された。発表者は、国際廃炉研究開発機構(IRID)。テーマは「過酷事故解析コードMAAPによる炉内状況把握に関する研究」。最新の解析コードを用いて、福島第一原発事故がどのように進展し、どこまで悪化していったのかを分析するものだ。
核燃料の大部分が溶融し、圧力容器の底が溶かされて燃料が容器の底を突きぬけるメルトスルー(溶融貫通)が起きたことは、もはや専門家間で共通の認識だった。今回の発表の特徴は、これまでの“どれだけ核燃料が溶けたか”に主眼を置いたものではなく、“どれだけ原子炉に水が入っていたか”という点に注目したことだ。
「3月23日まで1号機の原子炉に対して冷却に寄与する注水は、ほぼゼロだった」
発表内容は衝撃的なものだった。東京電力が1号機の原子炉に消防注水を開始したのは、3月12日午前4時すぎ。しかし、事故から実に12日経った3月23日まで1号機の原子炉冷却に寄与する注水はほぼゼロだったというのだ。
(略)
続きはソースで
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20210311-00080652-gendaibiz-soci
「ベント」の配管が途切れていた 福島原発事故、10年目の報告書
2/27(土) 21:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/21407c3c6379a793053dd59d9d810ffeda0a27f1
高さ120メートルの排気筒の中をてっぺんまで延びているはずの配管が、根元で途切れていた。東京電力福島第一原発の事故調査を進めていた原子力規制委員会は今年1月、見過ごされていた設計の不備を記した報告書をまとめた。
(略)