1 :2021/02/10(水) 07:40:29.41 ID:qFx9dfNG9.net
東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長による女性蔑視発言を理由に、東京電力福島第1原発事故で被災した福島県の男性が、聖火ランナーを辞退する意向を組織委に示したことが9日、分かった。
辞意を表明した会社役員、坪倉新治さん(57)が時事通信の取材に応じ、「夢の舞台で走れないことは非常に残念だが、性差別を黙認することはできない」と語った。
坪倉さんは、森氏の発言や、現職政治家がそれを擁護するような見解を示したことを「日本の古い考えが残っていて、国際社会の性差別への意識と懸け離れている」と批判。9日午前に組織委から届いた聖火ランナーへの謝罪のメールに、返信する形で辞退の意向を示した。
坪倉さんは福島第1原発の30キロ圏内にある福島県田村市都路地区で被災。過疎化が進んでしまった地元を盛り上げようと、県公募の聖火ランナーに応募した。聖火リレーは3月25日に同県から始まり、坪倉さんの出走も同27日に迫っていた。太鼓などの地域文化を教える地元の子供たちと一緒に走ることを、何よりも楽しみにしていたという。
性差別の問題と、原発事故の風評被害で苦しんだ故郷への思いが重なったと話す坪倉さんは、「間違っていることには声を上げなければ、差別は無くならない」と力を込めた。
森氏は3日の日本オリンピック委員会臨時評議員会で女性蔑視発言をした。組織委によると、発言などを理由に4〜8日に辞退した聖火ランナーは、お笑いコンビ、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんら2人。会場や選手村で活動する大会ボランティア約390人も辞退した。
時事通信
https://news.yahoo.co.jp/articles/822492c4a3fd597c5b0e815fe98f339daf9bddfa