1 :2021/01/31(日) 12:41:13.29 ID:/c8WwxiS9.net
英政府 TPP加入に向けあす日本などに正式申請へ
2021年1月31日 11時44分 英 EU離脱
イギリス政府は、日本をはじめとする11か国が参加するTPP=環太平洋パートナーシップ協定への加入に向け、2月1日、日本などに正式に申請を行う方針を明らかにしました。
ちょうど1年前、EU=ヨーロッパ連合から離脱したイギリスは、EU以外の国との関係強化を通じて経済成長を図る戦略を打ち出しています。
特にアジア太平洋地域での関係強化を重視し、去年締結した日本との経済連携協定に続いて、日本を含む11か国による自由貿易圏、TPP=環太平洋パートナーシップ協定への加入に強い意欲を示してきました。
このTPPについて、イギリス政府は2月1日、加入を正式に申請する方針を明らかにしました。
トラス国際貿易相が、TPPの議長国を務める日本の西村経済再生担当大臣や、協定の取りまとめ役のニュージーランドの担当相と会談して加入を求めることにしています。
これに先立ってジョンソン首相は「TPPへの加入の申請は、世界のパートナーと最高の条件でビジネスをしたいというイギリスの意思を示すものだ」と述べていて、ことし春、加入に向けた本格的な交渉に入る見通しです。
TPPに発足メンバー以外の国が加入を正式に申請するのは、イギリスが初めてで、加盟国の拡大に向けた第一歩となるかが焦点です。
日本政府 加入に向けた交渉に入るための調整進める方針
政府は、新型コロナウイルスの感染拡大による影響から、世界的に経済の成長を取り戻すためには、TPP=環太平洋パートナーシップ協定を通じた、自由貿易の推進が重要だとして、加入に意欲を示してきたイギリスに対し、必要な情報提供などの支援を行ってきました。
日本は、ことしTPPの議長国を務めていることから、イギリスからの正式な要請のあと、TPPに参加する国からなるTPP委員会をできるだけ早期に開催し、加入に向けた交渉に入るための調整を進める方針です。
一方、日本とイギリスの間では、イギリスがEU=ヨーロッパ連合から離脱したことを受けて、2国間のEPA=経済連携協定がことし1月1日に発効しています。
TPP加入を目指す理由は
イギリスがTPP=環太平洋パートナーシップ協定への加入を目指すのは、EU=ヨーロッパ連合からの離脱を受けて、EU以外の国や地域との関係強化を急いでいるためです。
EUの経済圏から抜けたイギリスは世界各国とのつながりを深めることによって経済成長を図る「グローバル・ブリテン」という戦略を掲げていて、巨大な人口を抱え、市場の成長力があるアジア太平洋地域を重視しています。
地域の自由貿易圏であるTPPに参加できれば、デジタル分野のビジネスや自動車の輸出などが活性化されると見込んでいて、トラス国際貿易相は「これまでEUの一部だったイギリスの企業に大きなチャンスが生まれ、急成長する市場との関係が強まることになる」と説明しています。
イギリスはこのほか、アメリカやオーストラリアとも個別に自由貿易協定の交渉を進めるなど各国との関係強化に活発に動いていて、これらを自国の成長に確実に結び付けられるかが、課題になります。
続きはソースで
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210131/k10012841881000.html?utm_int=news_contents_news-main_001