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「eスポーツを『スポーツ』だと思っていますか」日本連合の副会長に直撃インタビュー

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1 :2021/01/17(日) 13:52:19.14 ID:CAP_USER9.net

1/17(日) 9:26配信
日刊ゲンダイDIGITAL

eスポーツの大会で、戦場を舞台にしたシューティングゲームの試合に勝利し、喜ぶ選手ら。連携の取れたチームプレーに歓声が上がる(C)共同通信社

 五輪はどこへ向かっていくのだろうか。

 国際オリンピック委員会(IOC)は若者の関心を引こうと、続々と新種目を採用している。今年の東京五輪からはスケートボードやサーフィン、スポーツクライミングなどが新たに加わった。昨年の暮れには2024年パリ五輪でブレークダンスが正式種目となることが決定され、大きな話題を呼んだ。ブレークダンスは体全体を使うため、「スポーツ」と言われればうなずけなくもない。では、コンピューターやビデオゲームを使った対戦の「eスポーツ」はどうなのか。すでに22年アジア大会の正式種目となっており、IOCは近い将来、五輪種目にするかもしれない。

 しかし、「eスポーツはスポーツとは認めない」と、ブレークダンスよりも強い拒否反応を示す者が少なくない。この状況を一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)はどう捉えているのか。浜村弘一副会長を直撃した。

 ◇  ◇  ◇

 ――「eスポーツはスポーツではない」という声が数多くあります。

「“スポーツ”の概念は時代と共に変化しています。たとえば、一昨年に放送されたNHK大河ドラマ『いだてん』にもありましたが、マラソンですら『ただの駆けっこがなぜスポーツなのか』と言われる時代があったのです。しかし、もともと『スポーツ』の語源はラテン語で、『楽しむ』という意味がある。現に、IOC認定競技の中には国際チェス連盟や、トランプゲームの世界ブリッジ連合なども含まれており、それらもスポーツとして認められています」

 ――ご自身は、eスポーツを「スポーツ」だと思っていますか。

「はい。私はプレーする人間も見ていますから。たしかに、映し出される画面だけ見てスポーツだと思う人は少ないでしょう。ですが、一昨年のeスポーツが種目入りした茨城国体のことです。勝負に敗れた選手は相手チームと握手し、泣きながら『俺たちの分も……』と言ったんです。これを見た父兄さんたちは『今までは息子から“スポーツだ”と言われても意味が分からなかったが、認識が変わった』とおっしゃっていました」

 ――アジア大会同様、将来、五輪種目に採用される可能性はありますか。

「我々は28年のロス五輪をターゲットにしており、IOCとも協議を進めています。夏季だけではない。30年の冬季五輪は札幌で開催される可能性があり、そこも焦点となっているんです」

 ――なぜeスポーツが冬季五輪の競技なのですか。

「なにが種目になるのかは主催都市の意向が大きい。札幌の関係者はeスポーツ導入に積極的なんです。それに、夏季五輪は種目数が多く、1つ入れたら外すものを考えなくてはいけない。一方、冬季五輪には余白が大きいので参入しやすいのです」

https://news.yahoo.co.jp/articles/8f25bf6b1630a6bd31e882ed17ac374ee8134020