1 :2021/01/03(日) 14:07:16.20 ID:ne328mu49.net
アグープのデータはスマートフォンの位置情報を基にした1時間ごとの平均滞在人口を推計しており、1日で最も多い午前0時台をみると住吉大社は同78・6%減、伏見稲荷大社は同69・7%減。鉄道などが終夜運転を取りやめたことも影響したとみられる。
住吉大社では例年12月31日〜1月5日に200店以上が並ぶ露店を全て取りやめ、立春前の2月2日までの分散参拝を呼びかけている。おみくじはスマホのアプリを使って事前に引き換え用の番号を手に入れる方法が推奨され、筒の利用や待ち時間を減らしている。
逸見忠志・権祢宜(ごんねぎ)は「感染防止のため1カ月をかけて分散して参拝していただきたい」。一家3人で訪れた堺市堺区の主婦、吉田晴菜さん(35)は「今年はコロナの感染が収束してほしい。旅行にも行きたい」と話した。
「商売繁盛の神様」として知られ、例年は三が日で全国から約250万人が集まる伏見稲荷大社。例年は身動きが取れないほど混雑する境内はスムーズに行き来ができ、参拝客から「人出は例年の2割くらいでは」との声も聞かれた。
参拝者が事前に混雑具合を把握できるよう境内の様子を動画投稿サイト「ユーチューブ」でライブ配信。12月31日〜1月5日は露店を出さず、おみくじに抗ウイルスのコーティングを施すなどの感染対策を実施しており、担当者は「参拝に来た方には安心してもらえる環境を整備している」と説明。家族3人で訪れた近所の女性(52)は「いつもは境内が人で埋め尽くされるが、今年は普通に歩ける」と話した。
京都市左京区の平安神宮では大極殿前にロープを張り、足元に印を付けて参拝客同士の距離を確保。境内2カ所の電光掲示板でマスク着用などを呼びかけた。1日未明には参拝客がおみくじを引いたり、お守りを買ったりした後、境内からすぐに出て行く姿が目立った。参道には露店が並んだが、人通りはあまりなかった。帰省中の息子夫婦と訪れた同区の西出しのぶさん(72)は「コロナ禍でも、みんなが変わりなく、元気に過ごせれば」と願っていた。
【隈元悠太、添島香苗、中島怜子、石川将来】