1 :2021/01/03(日) 07:37:44.60 ID:f2A4J3+B0●.net
https://news.yahoo.co.jp/articles/438f487010679433f01da9446f6d414bcf5e9b5b
◆咳の音で新型コロナ陽性者を判別!?
今年9月、アメリカの権威ある学会IEEEで、咳の音で新型コロナウイルス陽性者を判別する米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究論文が発表。症状のある感染者の98.5%、無症状者では100%を特定したそうです。
これはMITが数十万の咳のサンプルを収集し、それらを人工知能(AI)に読み込ませデータセットを構築。その一方で、コロナ感染者のサンプルも人工知能に学習させることで陽性者かどうかの診断が可能に。その概要としては、例えば人間には本人が意識できないレベルで出ている「不随意運動」などがあり、「そういったものをいろいろと検知して(コロナかどうか)調べていく」と塚越さんは解説します。
前述の通りこの技術は精度が高く、すでにアメリカでは企業と協力しアプリ開発に着手しており、アメリカの食品医薬品局(FDA)の審査に合格すると実用化予定だそう。もしアプリ化されれば自宅でもコロナのチェックが可能になるわけですが、塚越さんは「さらなる検証実験が必要であり、PCR検査が不要というわけではなく、あくまで診断補助ツール」と補足します。
◆声で健康状態がわかる一方で重要な注意点も…
以前から声で診断する技術はあり、それこそうつ病や認知症の診断にはすでに声が補助ツールとして使われていると塚越さん。今回の研究もその技術の応用で、今後は定期的な健康診断などにも声の利用が検討されていると説明。「自分の健康状態はもちろん、例えば認知症だと“あれ”や“それ”といった言葉が多くなるなどいろいろなパターンがあって、それらを調べることができる」と言います。
キャスターの宮瀬茉祐子は、「オンライン診療でも役に立ちそう」と期待を寄せると、塚越さんは「マイクの性能などいろいろ(問題点は)あるが、可能性としては非常に面白い」と言い、接触確認アプリなどと同じような感覚で使えるのではと推察。
ただし、声だけで多くの情報がわかる一方で「声というのは生体情報で、その取り扱いには注意が必要」と警鐘を鳴らします。毎日声のチェックをすることでうつ病の兆候が知ることができるなどさまざまなメリットがありますが、そこには多くの問題が孕んでいると塚越さん。
総じて、「声は生体情報としてセキュリティ的にも問題がある。私たちの身体は、あらゆる情報産業にとって非常に重要な要素になっている」と指摘します。
MCの堀潤は生体情報である声を日々撒き散らしていることに若干の不安を覚えていましたが、弁護士の南和行さんは「声もデータとしてとられた場合、個人と紐付けされるようになると個人情報としてしっかり保護しないといけないし、何より情報元である私たちが自分で自分の情報をコントロールできることは担保しておかないといけない。これは便利で面白いけど心配」と注意を促します。
また、現行の法解釈では個人情報は個人と特定できる情報ということで、「これまで目に見えるものが情報となりがちだったが、今後はいろいろな生体情報が保護される対象になると思う」と南さんは話していました。