1 :2020/12/24(木) 12:16:51.67 ID:CAP_USER9.net
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民放プロデューサーが言う。
「『メレンゲの気持ち』と『火曜サプライズ』がなくなれば、グルメリポーターとして一時代を築いた石ちゃんこと、ホンジャマカの石塚英彦(58)は、看板番組を失うことになります。大変でしょうね」
石ちゃんといえば、タンクトップ(最近はTシャツ)とオーバーオール姿で食リポするのが定番だ。頬張った時の満面の笑みと「まいうー!」はお約束だ。
彦摩呂(54)の「○○の宝石箱やー!」とともに、食リポ名台詞の双璧と言っていいだろう。そういえば最近、こちらもお目にかかる機会はガクンと減った。
ギャル曽根の台頭
「古くは阿藤快さん(1946〜2015)、『突撃! 隣の晩ごはん』(日テレ)のヨネスケ師匠(72)、『くいしん坊! 万才』(フジテレビ)の歴代リポーターなど、様々なタレントや俳優が美味しさを伝えてきましたが、決め台詞を作り、芸やネタにまでしたのは石塚さんと彦摩呂さんのお2人でしょう。ただ、その地位も最近は脅かされつつあります」
彼らにとって脅威となっているのが、ギャル曽根(35)である。そもそも彼女の得意分野は「大食い」ではなかったか。
「大食い企画はもちろんですが、旅モノ、街ロケ、料理作りなどなど、今や食べ物企画にはなくてはならない存在になっています。12月19日の『メレンゲの気持ち』では、彼女と石塚さんの新旧競演もありました」
完食の好感度
「メレンゲ」でコストコを訪れた2人は、チキンやピザなどクリスマスパーティーメニューを爆買い。2人でパーティーとなるのだが、石塚はギャル曽根の食いっぷりにあっけにとられるばかり。「ひとり日体大生みたい…」と苦笑するばかり……石ちゃんは完全に喰われていた。
「実は石塚さんは、体型からは想像できないほど食が細い。食リポでも、一口二口食べておしまいという感じです。対して、大食い出身のギャル曽根は、本当によく食べます。加えて、その食べっぷりの好感度が高いのです」
食べっぷりの好感度とは?
「彼女の食べっぷりの特徴は、一口一口が大きい。そして豪快に食べる。その上で綺麗に食べるということだと思います。ですから、彼女が言う『美味しい!』は嘘っぽく聞こえないんです。『まいうー!』や『宝石箱やー』といった決め台詞ではなく、食べっぷりで美味しさを伝える姿に好感度が高いのです。それが食リポにとどまらず、大食い、ハシゴ食い、対決、記録に挑戦など、あらゆる状況に対応できます。視聴者ウケも良いから、彼女だと企画にもなりやすい。そのため、あちこちからお呼びがかかるわけです」
逆に、石塚の食べっぷりについては……。
「石塚さんの食レポは、食べ物を一気に頬張らず、ハムスターみたいに細かくポリポリと食べたりします。笑わせようとしているのでしょうが、今ではそういった見せ方が、汚いと言われてしまうのです」
なぜ大食いのギャル曽根が、彼らを凌ぐようになったのだろうか。
「彼女は08年の著書『ギャル曽根の大食いHappy道〜食べても食べても太らない〜』(講談社)の中で、〈タレント活動する上での私の武器は大食いだけ。タレントを長く続けるにはこれだけではだめだ〉と考えたことを明かしています。つまり彼女は、大食いのみならず、美味しそうに見える食べっぷりも会得したわけです。これまでの食レポは、いかに言葉で美味しさを伝えるかでした。そこに決め台詞を入れたのが石塚さんと彦摩呂さんでした。アンジャッシュの渡部建(48)は、さらに素材の説明、調理人の技なども詳細に説明し、グルメ王とまで呼ばれました。しかし、完食することで美味しさを伝えるのは、誰にでもできることではありません。彼女の独壇場は当分続くかもしれません」
週刊新潮WEB取材班
2020年12月24日 掲載
https://news.yahoo.co.jp/articles/45d70e8eacbc2866e89e838551140ccfe9161c2e