1 :2020/12/07(月) 23:10:32.79 ID:HhjD/Xhq0●.net
JT-60SA本体の組立完了後、超伝導機器の一部や配管等の関連機器の組立てを進めてきました。そして、共通架台、冷媒配管、クライオライン、電子サイクロトロン加熱用導波管などの関連機器の組立てが完了しました。
これまでのJT-60SA建設には、国内外の多くの研究所・企業にご協力頂きました。その中で、スケジュール通りにJT-60SAを建設するために大きな貢献をして頂いた3社に量子科学技術研究開発機構核融合エネルギー部門長より感謝状を贈呈しました。
大型機器を高精度で製作・設置する技術を開発し、JT-60SA本体の主要機器である真空容器の製作や本体全体の組立てを実現したことにより、JT-60SAプロジェクトが運転開始に向けて大きく前進したことを感謝して、東芝エネルギーシステムズ(株)と東芝プラントシステム(株)のJT-60SA本体及び関連機器の製作・組立チーム殿に感謝状を贈呈しました。
ミリメーター単位の精度で設置することが求められる第一壁や各種磁気センサーの設置を実現したことにより、JT-60SAプロジェクトが運転開始に向けて大きく前進したことを感謝して、助川電気工業株式会社殿に感謝状を贈呈しました。
常伝導フィーダー、計測装置、各種信号線などJT-60SA本体機器の安定な運転を実現する極めて重要な機器の設置により、JT-60SAプロジェクトが運転開始に向けて大きく前進したことを感謝して、クリハラントJT-60SAチーム殿に感謝状を贈呈しました。
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JT-60プラズマでは5.2億度の温度を達成しました。これは人類が地上で作った世界最高の温度としてギネスブックにも登録されました。
日本の研究が世界の最先端となっており、核融合実験炉まであと一歩となっています。
国際熱核融合実験炉(ITER)では最も製作が困難と考えられていた装置中心部の大型超伝導コイル、大型の真空容器ブランケット遠隔保守ロボットの開発を、日本はホスト国として取りまとめを行い、関係する国の部分的な試作を統合して開発を主導し
実験炉建設の技術基盤の構築に大きく貢献しました。
2020年11月30日更新
https://www.qst.go.jp/site/jt60/5148.html