1 :2020/12/02(水) 08:28:54.09 ID:aGDS/ZDA9.net
・島根・益田市の牧場で元競走馬を受け入れ
・「ディープインパクト」のこどもも新たな生活
競走馬の約9割が引退後に殺処分
大山育ち「コントレイル」のクラシック3冠達成、歴史的偉業に盛り上がる競馬界。
しかし、その一方で競走馬は、年間7,000頭が引退。一部は種牡馬や繁殖牝馬になるが、競走馬は気性が荒く、引受先も少ないため、このうち9割が殺処分される現実があった。
そんな中、島根・益田市高津の「さんさん牧場」では…
ここにいる馬のほとんどが、かつての競走馬。
さんさん牧場・大賀満成施設長:
この馬は、「ディープインパクト」のこども
ーーコントレイルの兄弟?
さんさん牧場・大賀満成施設長:
そうです!
歴史的名馬として知られるディープインパクトの遺伝子を引き継いだサラブレッド「アスールアラテラ」12歳。11歳まで競走馬として活躍した。
岡部楓子アナウンサー:
かわいい。やわらかい、おとなしいですね
さんさん牧場・大賀満成施設長:
爪が非常に柔らかくて、なかなか安定した走りができなかったことが1つの理由で、成績が残せなかった
行政・医療・福祉が力を合わせ運営
益田市のさんさん牧場は、2019年2月にオープン。引退後の競走馬を積極的に受け入れている。
さんさん牧場・大賀満成施設長:
競走馬の大半が、成績を残せない場合は引退するが、その行き先がなくて、全国的にも問題になっている
飼育費用として、毎月1頭につき約10万円かかるが、「アスールアラテラ」は日本サラブレッドコミュニティクラブから支援金が。
また、リボンがトレードマークのキュウちゃんは…
さんさん牧場・大賀満成施設長:
この馬は、オーナーから預託料をもらっているので、安定してここで生活ができる
オーナーなどから費用を受け、現在飼育する5頭のうち、4頭が元競走馬。
さらに運営には、こんな特徴が…
働くスタッフのうち17人は、障害者。さんさん牧場は行政と医療、福祉が力を合わせ運営する。
かつては地方競馬も 馬との関わりが深い土地柄
なぜ益田に競走馬の牧場が? そこには、こんな背景も。
益田市には、1948年から2002年まで地方競馬「益田競馬場」があり、数々のレースが繰り広げられてきた、馬との関わりが深い土地柄。
牧場内では、乗馬体験や乗馬レッスンができる。(乗馬体験 3,000円(30分) 乗馬レッスン 4,000円〜)
さんさん牧場・大賀満成施設長:
文化として色濃く残っている地域なので、今の若い人たちにも積極的に知ってもらえればと思う
また、こんなふれあいも。ミニチュアホースのブータンは、食べるのが大好きで、人懐っこいのが特徴。
いつでも、だれでも等しく陽の当たる場所を。そんな思いで生まれたさんさん牧場。
馬に、そして働く人にも思いやりが注がれている。
(TSKさんいん中央テレビ)
2020年11月28日 土曜 午後6:00
https://www.fnn.jp/articles/-/111726?display=full&pattern=B