1 :2020/11/29(日) 22:33:22.26 ID:ibiJwUKM9.net
繁華街では経営への影響を懸念し、要請に応じない店舗も。
影響は忘年会シーズンを直撃するが、企業の9割が「今年は開催しない」と答えており、
年末の風物詩の景色は様変わりしそうだ。
上野駅近くの飲み屋街には28日朝から次々と客が訪れ、満席に近い店も。
午後10時までの時短要請に応じるという店の女性従業員(24)は「せっかく戻りつつあった客が、再拡大でまた減り始めた。
(協力金)40万円では全く足りず、早く収まってほしい」と嘆く。
一方、新宿・歌舞伎町にある居酒屋の男性店長は「客に切り捨てられてしまう方が怖い」と要請に応じず午前0時まで営業を続ける考えだ。
先週末と比べると明らかに人出が減っており、例年なら忘年会などで埋まる12月上旬も予約の空白が目立つ。
実際、忘年会の盛り上がりは営業時間に関係なく低調だ。
東京商工リサーチの調査では都内2381社のうち、忘年会や新年会を開催しない企業は2150社で9割超。全国平均も88%に上る。
「プライベートや社内を含め、忘年会の予定は1件も入っていない」と話すのは、金融機関で働く東京都港区の男性(41)。
例年ならこの時期は12月の予定が忘年会などで埋まってくるが、新型コロナの感染状況が見通せず、様子見している。
仕事上の付き合いもあって、最近も週に数回は飲み会に参加。隣席との距離を気にせずにすむ個室を使ったり、
時間を2時間までに区切ったりして感染防止に気を配る。
時短営業について「午後10時まででも行く人は行くだろうから、効果があるのかは疑問。度重なる要請で飲食店の体力のほうが心配だ」と話した。
都内のベンチャー企業に勤める豊島区の女性(38)は「会社の飲み会に一度も行かないまま、今年が終わりそう。しばらくは我慢」と残念そう。
緊急事態宣言中にオンライン面接で転職した。歓迎会もオンラインで開かれ、在宅勤務が続いているため同僚と昼食すら共にしたことはない。
ツナグ働き方研究所(東京・千代田)の11月上旬の調査によると、コロナ禍で職場の飲み会に「まったく行っていない」と答えた人は全体の70%。
「感染より周囲の目が気になる」人も2割近くに上り、年代が若いほど比率は高まった。
外資系企業に勤める台東区の男性(36)は「会社が在宅勤務を命じているのに、大人数で飲みに行くなんて許されない雰囲気」と説明する。
一方、ある都内の大手メーカーは3月から社員に飲み会の自粛を求めてきたが、10月に解除した。
夏ごろまで在宅勤務だったが出社の頻度も増えた。20代の女性社員は春に開催できなかった歓送迎会など、最近も週2回のペースで飲み会に参加している。
例年は部ごとの忘年会は10人程度の課単位に縮小する方針だが、「第3波」で同じビル内の感染者が発覚。再び自粛通知が出る可能性がある。
「出勤日が増えて会議や打ち合わせで人と接する時間は多い」といい「飲み会自粛は仕方ないが、感染対策なら在宅勤務の再徹底などもやってほしい」と訴えた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66776940Y0A121C2CZ8000/