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【東京都】タイミングは悪いけど中止はしない 小池知事「外出自粛」を呼びかけも 屋形船クルーズ決行

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1 :2020/11/28(土) 07:00:37.95 ID:M0XtMeQW9.net

 東京都内の新型コロナウイルス感染者が過去最多を更新する中、都の主催で28日から、東京湾の風景を楽しみながら海上交通をPRするクルーズイベントが始まる。小池百合子知事が「できるだけ外出の自粛を」と都民に求める一方、観光PRの催しを決行するちぐはぐぶり。担当者は「感染防止対策は徹底しているので中止はしない。タイミングは悪すぎるが…」と話している。(小倉貞俊)
 催しは「舟運の魅力に触れる体験乗船会」で、28日〜来年1月中旬の土日などに無料で実施。昼すぎから夜にかけ、小型クルーズ船や屋形船、水上タクシーを使って東京湾内約5キロのルートを回る。出発は日の出船着場とお台場船着場で、港の景色や冬場のイルミネーションを楽しめる。期間中に全64便を運行し、乗客は計1300人を見込む。発着場では音楽イベントもある。
 催しはもともと、舟運業界の経営悪化を背景に企画した。都内では1月中旬、屋形船で行われた新年会でクラスター(感染者集団)が発生。風評被害でキャンセルが続出し、利用者が激減した。客足は「前年と比べて売り上げは98〜99%減」(屋形船都協同組合)という厳しい状況で、今回の催しをきっかけに客を取り戻そうと期待をかけていた。
 ところが、感染拡大の「第3波」が到来し、小池知事は酒類提供飲食店などに28日からの時短営業を要請し、都民には「不要不急の外出を控えて」と呼び掛ける事態に発展。都の担当者は「すでに当面は満員の予約が入っている。乗客数は定員の半分に抑え、船内を常時換気するなど3密対策も十分している」と説明。「タイミングが悪すぎるが、何とか業界のためにも続けていきたい」と新型コロナに恨み節だった。

東京新聞 2020年11月28日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/71048