1 :2020/10/22(木) 11:43:24.61 ID:CAP_USER9.net
DAMのカラオケランキングによると、2019年のアニソン年間ランキング1位は、テレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニング曲「残酷な天使のテーゼ」(1995年リリース)で、総合ランキングでも8位だった。
四半世紀たった今でも歌い継がれている、まさに“国民的アニソン”と言って差し支えなさそうだが、2020年上半期のアニソンランキングでは3位に。王座を奪ったのがアニメ「鬼滅の刃」のオープニング曲「紅蓮華」(19年リリース)なのだ。ちなみに「紅蓮華」は総合ランキングでも2位で、「残酷な――」は15位までダウンしている。
その「紅蓮華」を歌うLiSAは、19年末のNHK紅白歌合戦に初出場。劇場版の主題歌「炎」とアルバム「LEO-NiNE」で、10月26日付のオリコンチャートで史上最多となる7冠を達成することがすでに決まっているというから、怒涛の勢いだ。
■2オクターブ以上は声が出ないと…
都内のカラオケ店店長は「いかにも『残酷な――』を歌いそうな30代後半から50代前半ぐらいのサラリーマン客がコロナ禍で減った。ここ数カ月のカラオケは若者中心になっていることがランキングに影響しているのかも」などと話していたが、このまま鬼滅ブームに乗って、「紅蓮華」は“エヴァ”に取って代わる国民的アニソンになれるのか? ただ、それには、ちょっとした“壁”もあるようだ。
「『残酷な――』がカラオケの定番アニソンになったのは、そもそもエヴァ人気もあったでしょうが、実は意外と曲の音域が狭くて、老若男女、誰でも歌いやすいということもある。オジサンも若者も一緒に歌って盛り上がれるから、アニメファン以外にも浸透していったのだと思いますね」(音楽誌ライター)
それに比べて「紅蓮華」は、かなり難易度が高いという。
「2オクターブ以上は軽々と声が出るぐらいの人じゃないと、うまく歌いこなせませんね。聞いて楽しむぶんにはいいんですが、年齢や性別に関係なく、幅広い層に歌い継がれていくかとなると……」(前出の音楽誌ライター)
誰かが歌っている新曲を覚えて自分も歌ってみる。“カラオケあるある”だが、こと「紅蓮華」に関しては、覚えられても歌えない人の方が多そうだ。
芸能ライターのエリザベス松本氏も「最近はコロナ禍でご無沙汰になっていますが、カラオケで『紅蓮華』を歌う人は増えましたよねえ。ただ、若い人だけが歌っているという印象で、国民的と言えるかどうか。年齢によるのでしょうが、私にとってカラオケの定番アニソンといえば、やはり世代を超える『残酷な――』ですかね」と口を揃える。
来年のアニソンランキングは、果たしてどうなっているか。今から楽しみだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/073c523462e3402aced0832aaf6f84cfea68018c