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パチスロ業界、“負けやすく、まぐれ勝ちしにくい” 6号機の失敗でヘビーユーザーも見切りをつける

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1 :2020/10/17(土) 14:17:15.53 ID:l0ir/5VO9.net

いま、パチンコ業界は死に体である。元々毎年遊技人口が減っていた上に、コロナ禍以降はメインユーザーの一翼を担っていた高齢者の来店も減ってしまった。

特にパチスロの凋落は著しい。しかし、その凋落の原因はコロナ禍だけにあらず。設置機種のスペックの低下と、その低下したスペックを活用できていない店舗が山とあったこと。これによってヘビーユーザーまでもが見切りをつけ始めている。(文:松本ミゾレ)

■未だにホールに残っている5号機ばかりが人気、という現状

パチンコホールに設置されている人気機種の条件は、主に2つ。1つが多数設置されていて、解析が出揃っていてユーザーが有利に攻めるための知識を得られているような台。そしてもう1つが、爆発力のある台である。つまり、儲かる可能性がある台ってことだね。

少し前まで、全国のパチンコホールには、この2つを満たす機種が設置の大半を占めていた。それら機種は5号機と呼ばれていたものばかり。5号機というのは2004年に型式検定の規格が変更となったので、それ以降の試験をパスして導入された機種のことを指す。

パチスロ機というのはどんな台であっても設置期限が設けられている。5号機括りの台の場合は、最長でも2022年1月末までに、根こそぎ消える運命にある。

現状ではさまざまな5号機が既に店舗から撤去され、2018年より導入された新しい型式検定に合格し設置スタートとなった6号機と呼ばれる括りの台が、代わりに導入されている。この6号機というのは、一言で言えば5号機よりも出玉が少ない。

僕は5号機以前の、4号機規格時代のパチスロをやってきた世代であるが、この規格の改正によって、順当に台のスペックは低下したと記憶している。たとえば4号機の場合は借金をしてまで打ち込む人が続出するほど出玉性能が高い機種が多かった。初代『ミリオンゴッド』や『猛獣王』などなど。

すべてを失うまで打ち、悲惨なことになる人もいた。そのため、次いでの5号機は出玉率を抑えた機種が検定をパスするようになる。スペックの低い機種の導入は当初こそ不評だったが、やがて検定の穴を突いたシステムをメーカーが生み出したりもしたし、ユーザーもその出玉のショボさに徐々に慣れた。

翻って、6号機である。現状、5号機デビュー当初がそうであったように、すこぶる評価が低い。これまで一撃で10万も20万も出るという小市民向けの夢があったパチスロだが、今は2400枚規制。等価換算で48000円以下の出玉で、一度必ず強制終了となる。

そうなったらまた最初から、一度足蹴にされた賽の河原の石を手積みするような作業を強いられる。しかも、かと言って投資速度がそこまでマシになったかと言えば、決してそうでもない。

負けやすく、マグレ勝ちしにくい。それが今のパチスロである。だから、未だにホールに残っている5号機ばかりが人気になっているという有様だ。

2020年10月17日 7時30分 キャリコネニュース
https://news.livedoor.com/article/detail/19070339/