1 :2020/10/17(土) 00:59:55.46 ID:ItnM90960.net
国立感染症研究所(東京)は札幌、小樽両市で日中のカラオケ「昼カラ」の客らが新型コロナウイルスに相次いで感染し、複数のクラスター(感染者集団)も発生した要因を分析する調査報告書をまとめた。感染者が確認された「昼カラ」ができる店の利用者らを調査した結果、感染者の約8割は店内でマスクを着用せず、平均滞在時間は感染しなかった人より1時間長かったことなどが分かった。
札幌、小樽両市では6月に各3店ずつ計6店で「昼カラ」によるクラスターが発生した。調査はクラスターを含め、感染者が確認された「昼カラ」ができる札幌5店、小樽4店の計9店の利用者の客やオーナーのうち、PCR検査を受けた90人が対象。両市の保健所が聞き取りし、同研究所が分析した。
感染者(平均年齢75歳)は38人、感染しなかった人(同68歳)は52人。感染者の79%が店内でマスクを着用しておらず、97%が店内で歌っていた。飲食した人は97%。いずれも、感染しなかった人より32〜9ポイント高かった。一方、歌う際にマスクを外した人はいずれも9割以上でほとんど差はなかった。
調査報告書は昼カラの特徴として、騒音対策のため(ドアを開けるなどの)換気が難しく、3密(密閉、密集、密接)になりやすいことや、重症化しやすい高齢者の利用が多いことを挙げた。また、感染が広がらなかった小規模店では利用者の多くがマスクを着用していたと指摘。「歌唱中の客も含めた利用者全員のマスク着用が感染拡大防止につながる」としている。
聞き取りに関わった札幌市保健所の山口亮感染症担当部長は「感染した人の多くがランチを食べながら、歌う順番を待つ際にマスクを外していたようだ。その際に会話もし、飛沫(ひまつ)が飛んだのではないか」とみる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e4631354f1117e2d99e28f1a28e6094f2d4a6bd