1 :2020/10/16(金) 19:39:41.68 ID:GoOZOwo99.net
文字通り、彼はトランプの「信者」だった。ドナルド・トランプを神のように崇め、自宅の庭に等身大のトランプ像を建て、お手製の神殿に毎朝祈りを捧げていた。
インド南部、テランガーナ州のコニー村で農業を営む33歳のブッサ・クリシュナは、この4年間、熱烈にトランプを崇拝していた。だからこそ、今月2日にトランプが新型コロナウイルスに感染したことを発表したとき、彼はひどく打ちひしがれた。
「私の神、トランプがコロナウイルスに感染してとても悲しい。彼がただちに回復できるよう、みんなも祈ってほしい」
涙ながらにそう語る動画を、クリシュナはFacebookに投稿した。さらに彼は、トランプ夫妻の早期回復を願い、自ら断食を始めた。
しかしそれから1週間ほど経った11日、彼は突然倒れた。両親の家でお茶を飲んでいたクリシュナは、倒れてからすぐに病院へ運ばれたものの、心臓発作でそのまま亡くなってしまった。
「トランプとメラニアが新型コロナウイルスに感染したのを知ってから、クリシュナはひどく落ち込んでいました。ですが彼は健康で、以前に合併症をおこしたこともありませんでした」
クリシュナの死について、いとこのヴィヴェクは印紙「ヒンドゥスタン・タイムズ」にそう語った。今のところ、断食と死因を結びつける証拠はないという。
トランプを崇拝するようになった「意外なきっかけ」
親族によると、クリシュナがトランプのファンになったのは、彼が見た「夢」が原因だった。夢のなかでトランプは、翌日おこなわれるクリケットの試合について、インド代表チームが宿敵であるパキスタンチームに勝利すると予言した。
そしてそれは現実になった。それ以来、クリシュナはドナルド・トランプを崇拝するようになったという。
「はじめのうちは、彼が精神的に混乱しているだけだと家族全員が思っていました。でも彼がトランプを崇拝し続けるので、次第にそれを受け入れるようになりました」と、いとこのヴィヴェクは米紙「ニューヨーク・タイムズ」に語っている。
クリシュナの信仰心は大きくなる一方だった。毎週金曜日の断食を始め、さらには家の庭に等身大のトランプ像を建て、ヒンドゥー教徒がシヴァ神やガネーシャ神にするように、毎朝1〜2時間の礼拝を捧げていた。
彼は村でも有名になり、村人たちからは「トランプ・クリシュナ」と呼ばれていたという。コニー村の首長は、クリシュナがトランプの「真っ直ぐなやり方と率直な話ぶり」に惹かれていた、と話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e5466be16ae3bdbbbd4b90b55bfe6dae8f3dd82