1 :2020/10/10(土) 03:09:40.14 ID:AGZNBqv09.net
「大統領選はもうすぐなのに、今回ほど民主党の看板が少ない年はない」
ラストベルト(さびた工業地帯)の激戦州の行く先々で、民主党バイデン前副大統領の支持者から嘆く声を聞いた。それでも、全米世論調査ではバイデン氏が共和党のトランプ大統領をリード。9月21日に訪れた中西部オハイオでもバイデン氏優勢が伝えられる。
熱気なき支持拡大―。この訳を、人口27万人の工業都市トレドに住む黒人活動家ジュリアン・マックさん(36)に尋ねると、素っ気ない答えが返ってきた。「トランプは許せないが、バイデンも信用できず、失望している人が多いということだ」
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トランプ氏を「新型コロナ禍で20万人の犠牲を招いた悪人」と糾弾するマックさんはこの日も反トランプデモを開催。8月には首都ワシントンであった人種差別解消を訴える大規模集会にも駆けつけた。憧れる政治家は公民権運動の闘士で、今夏死去した黒人下院議員のジョン・ルイス氏。来年のトレド市議会選に民主党から出馬する予定だ。
大統領選ではバイデン氏に投票する。ただ積極的ではなく「歯を食いしばりながらの選択」という。
マックさんは、国民皆保険制度の導入などを主張し、バイデン氏と民主党候補の座を争った最左派サンダース上院議員の熱烈な支持者だ。自身の選挙でも格差是正など抜本改革を訴え、追い風を感じている。
だからこそ、中道・穏健派の代表格で、現状維持のイメージが付きまとうバイデン氏には共感できない。前回選挙ではトランプ氏が、停滞ムードが漂うラストベルトの現状打破を訴え、民主党支持の中低所得者層から支持を集めた。なのに、党主流派にはその反省が見えない。バイデン氏への投票は「トランプを追い出す」ために他ならない。
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同じような葛藤が、サンダース氏を支持する10〜30代の若者に渦巻く。
トレド市内のバーで話を聞いたクリステン・ロビドゥさん(27)は、社会保障の拡充を求める市民に「共産主義者」とのレッテルを貼るトランプ政権の終焉(しゅうえん)を願う。「でも、単に誰かを落とすためだけの投票なんてしたくない」とも言う。
新型コロナ禍が深刻化した春以降、長期間自宅にこもったバイデン氏を応援する気になれない。「危機の間、姿を消すような人をリーダーとして信頼しろと言うの?」。仕事終わりの一杯だったはずのビールには一口も口を付けず、不満をぶちまけ続けた彼女は、バイデン氏への投票を決断しきれずにいる。
全文はソース元で
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcdcfe7f725c53b37a09774d417c9d10455faded