1 :2020/10/05(月) 10:11:37.87 ID:VH4ZA1DT9.net
フェイクの可能性があると推測する理由について、ムーア氏はこう主張。
「トランプについては1つの絶対的真実がある。彼がプロの嘘つきだということだ」
そして、トランプ氏がこの4年間の間に2万5000個もの嘘をついてきたというワシントン・ポストの数を引用している。
ムーア氏は嘘をついてきたトランプ氏が突然、真実を言い出すはずがないとして、こう問いかける。
「どうして彼の言うことが信じられる?」
そして、トランプ氏が2016年の選挙戦の際、医師に健康診断書に誤った記載をさせた疑いがあることや2019年11月には心臓発作疑惑が起きたことなどトランプ氏の健康に関して起きた様々な疑惑を例にあげている。
また、ムッソリーニがインフルエンザになったとして突然良い人に変わることがないように、トランプ氏の感染が事実だとしてもトランプ氏であることに変わりはないとも述べている。つまり、たとえ感染が事実でも、トランプ氏が嘘つきであることは変わらないと言いたいのだ。
病気を武器に同情を得る
なぜ、トランプ氏の感染がフェイクの可能性があるのか?
それについてムーア氏はトランプ氏が選挙戦で負けている現状を指摘。その現状を打破するため、賢く、また“悪の天才”でもあるトランプ氏は感染を装うことで世間の同情を集めようとしているとして、こう言い切る。
「トランプ氏は病気で同情を得られることがわかっている。病気を武器として利用することを恥とは思っていない」
確かに、トランプ氏のツイッターを見ると、トランプ氏を批判してきたトランプ支持者ではない人々も同情の声を寄せている。
「言うこと為すこと嫌いだが、回復を祈ります」
「あなたのことは全然好きではないけど、元気になって下さい」
ムーア氏は感染したトランプ氏に同情の声が集まっている状況に危機感を覚えたのかもしれない。
感染により世間の目を反らす
また、ムーア氏は、トランプ氏は感染を装うことで、メディアが同氏に対して流しているネガティブな情報から、世間の目を反らそうとしているとも考えている。
実際、トランプ氏を巡っては、大統領選を目前に、ネガティブな情報が次々と流れている。最近では、ニューヨーク・タイムズが、トランプ氏の2016年の納税額がたったの750ドルだったことを報じ、米誌アトランティックは、トランプ氏が米兵を「 負け犬」や「まぬけ」呼ばわりし、国のために命を落とす理由が分からないなどと発言していたことを報じた。CNNも、メラニア夫人が、国境の移民収容施設に入れらた不法移民の親子について「彼らが“送還されれば殺される”と訴えるのは、だれかに教えられた方便にすぎない」などとコメントしたと報じた。
また、ムーア氏は10月1日に報じられたばかりのニュー・ヨーカー誌の記事についても言及。その記事によると、元フォックス・ニュースの司会者で、現在はトランプ陣営の選対ファイナンス・ディレクターを務め、トランプ・ジュニア氏の恋人でもあるキンバリー・ギルフォイル氏がフォックス・ニュースに在籍していた頃アシスタントにセクハラ行為を働いたためにフォックス・ニュースから解雇され、フォックス・ニュースはそのアシスタントに400万ドルの示談金を払ったという。
確かに、これらのネガティブな報道は、トランプ氏の感染情報が流れれば、それに注目が集まるためかき消されるかもしれない。実際、今、アメリカはトランプ氏の感染関連のニュースで持ちきりだ。
トランプ氏を疑い続けろ
また、ムーア氏は、トランプ氏が感染を理由に選挙を延期することを危険視している。さらには、トランプ氏は選挙戦からドロップアウトしてペンス氏を大統領し、それにより、自分が犯した間違いを恩赦してもらおうという算段ではないかとも推測している。
ムーア氏は今回の選挙も熱狂的支持者を確保しているトランプ氏が勝って2016年の二の舞になると危機感を滲ませていたが、トランプ氏の感染により、さらにその可能性が高まることを懸念しているのだ。そしてこう警告する。
「トランプについては疑いを持ち続けなければならない。感染しているかもしれないが、嘘をついている可能性もある」
「彼の言うことを額面通りに受けとってはならない」
10/4(日) 8:38
https://news.yahoo.co.jp/byline/iizukamakiko/20201004-00201405/