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テレビが遂に気づいた「視聴率より大切なこと」

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1 :2020/10/04(日) 17:55:35.29 ID:CAP_USER9.net

ネット中心の生活を送る人が増え、低視聴率を報じる記事があふれるなど、テレビ業界の人々ですら、「テレビ離れ」という言葉を否定できない状況が続いています。

その他でも、リアルタイム視聴が前提のビジネスモデルを変えられないまま録画やネットでの視聴が浸透したり、コンプライアンスが重視されて表現の幅が狭くなりがちになったり、SNSなどで批判が可視化されたりなどの逆風は少なくありません。

さらに追い打ちをかけたのが、コロナ禍による減収。緊急事態宣言の発令時は、番組収録すらできない苦境に見舞われるなど、八方塞がりの状態に追い込まれてしまいました。

しかし、逆境時こそ、それまでの課題に向き合い、戦略をドラスティックに変える絶好機。各局は「ピンチはチャンス」とばかりに、思い切った番組制作の形を見せはじめているのです。それはこれまでの世帯視聴率至上主義を変えるとともに、人々の「テレビ離れ」を変える可能性を秘めたものでした。

坂上忍から千鳥へ。冠番組変更の意味
その思い切った番組制作の形は、ネタ番組と生放送の2つ。

まずネタ番組は、各局がそろって大型特番をハイペースで放送しています。

その象徴が9月26日に8時間に渡って生放送された「お笑いの日2020」(TBS系)。同局は4月11日に3時間特番「ザ・ドリームマッチ2020」を6年ぶりに復活させたほか、今年3月15日に立ち上げたばかりの3時間特番「ザ・ベストワン」の第2弾を8月2日に放送し、9月26日にも「お笑いの日」の中で放送しました。

日本テレビも2時間特番の「エンタの神様」を4月1日、6月9日、8月10日、9月23日と隔月ペースで放送しているほか、4月にゴールデンタイムでレギュラー化された「有吉の壁」も月1ペースで2時間SPを放送しています。

フジテレビも3月28日と5月23日に2時間特番「ENGEIグランドスラム」を放送したほか、5月30日と8月15日に2時間特番「千鳥のクセがすごいネタGP」、8月29日に2時間特番「ただ今、コント中。」と2つのネタ特番を新設しました。

テレビ朝日も6月13日に2時間特番「爆笑問題vs霜降り明星 第七世代と真剣勝負せよ!ネタジェネバトル2020」、8月8日に3時間特番「お笑い二刀流」、9月25日に3時間特番「ネタ祭り!2020秋!!」を放送しました。

さらに10月8日にはゴールデンタイムのレギュラー番組として「千鳥のクセがすごいネタGP」がスタート。5月30日に放送された特番の視聴率が6.4%、8月15日も8.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と土曜夜としては厳しい結果だったにもかかわらずレギュラーに昇格されたのです。フジテレビの木曜21時台が「直撃!シンソウ坂上」から「千鳥のクセがすごいネタGP」に変わることを見れば、ネタ番組にシフトしていることがわかるのではないでしょうか。

コロナ禍でリスクアップも生放送が急増
一方、生放送は、ここにきてネタ番組以上に急増。9月の1カ月間だけで、下記の番組が生放送されました。

6日のトークバラエティ「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)、緊急トーク特番「生放送!!半沢直樹の恩返し」(TBS系)。12日の音楽特番「THE MUSIC DAY 人はなぜ歌うのか?」(日本テレビ系)。16日のお笑い特番「歌ネタ王決定戦2020」(MBS、TBS系)。18日のトーク番組「ミレニアガール」(フジテレビ系)。20日のドッキリ特番「うわっ!ダマされた大賞2020」(日本テレビ系)、ニュースバラエティ特番「池上彰スペシャル」(フジテレビ系)。

21日のバラエティ特番「キスマイ10周年でやれるかな? テレビ朝日人気番組の裏側に潜入しちゃった ほぼ3時間SP」(テレビ朝日系)、音楽特番「CDTVライブ!ライブ!」(TBS系)。23日のクイズ特番「東大王vs全国の視聴者 生放送3時間SP」(TBS系)。25日の情報特番「無料屋」(テレビ朝日系)。26日のお笑い特番「お笑いの日2020」。27日の格闘技特番「RIZIN2.4」(フジテレビ系)。28日のクイズ番組「つぶし合いクイズ!悪魔の矢」(日本テレビ系)、ネタ特番「お助け!コントット」(テレビ朝日系)。30日の音楽特番「テレ東音楽祭2020秋」(テレビ東京系)。

続きはソースで
https://toyokeizai.net/articles/-/379330?page=3