1 :2020/10/01(木) 13:41:16.85 ID:1EDv0w+b0.net
【やじうまPC Watch】新型コロナの重症化リスクはネアンデルタール人由来。
日本など東アジアは遺伝的影響をほぼ受けず – PC Watch
沖縄科学技術大学院大学(OIST)は9月30日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の重症化リスが、
ネアンデルタール人由来のものであるとの研究結果がネイチャー誌に掲載されたことを報告している。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症化は年齢や持病の有無などいくつかの要因があるが、
遺伝的要因が影響することもわかっており、最近発表されたCOVID-19ホストジェネティクスイニシアチブ
の研究によると、3番染色体のある領域の遺伝子多様体(バリアント)が重症化リスクを高めているという。
そしてネイチャー誌が9月30日に掲載した研究結果には、この遺伝子領域が南欧で発見された5万年前
のネアンデルタール人のものとほぼ同じであること、さらにこのバリアントが約6万年前にネアンデルタール
人との交配によって現代人の祖先に渡ったことが明らかになったと記されている。
(中略
このネアンデルタール人のバリアントを持つ人は、新型コロナウイルスに感染した場合に、人工呼吸器
を必要とするリスクが最大3倍になる。年齢や疾患も影響を与えるが、遺伝的な要因のなかではこのバリ
アントの影響がもっとも強力としている。
これらのバリアント保有者は世界各地で大きな開きがあり、南アジアでは人口の約50%がバリアントを
持っているのに対し、東アジア(中国、モンゴル、台湾、韓国、日本など)では保有者はほとんどいないとい
う。また、アフリカでもほとんど見られない一方で、バングラデシュではもっとも高い頻度で出現している。
このネアンデルタール人由来の遺伝子領域がなぜ重症化リスクにつながるのかはまだわかっておらず、
現在も解明に向けた取り組みが行なわれている。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/1280218.html