1 :2020/09/11(金) 21:49:59.12 ID:LQSbQxVz0●.net
日本で新型コロナウイルス感染症による死者が欧米と比べて少ない理由のひとつとして、BCGワクチンが挙げられるのではないか──。
そんな仮説を裏付ける可能性がある論文が、このほど世界最高レヴェルの学術誌『CELL』で公表された。
論文によると、BCGワクチン接種には、ウイルス性呼吸器感染症全般に対する保護効果があるのだという。
(中略)
オランダにあるラドバウド大学メディカルセンター内科学のミハイ・ネテハ教授は、BCGワクチンのさまざまな感染症に対する「訓練された免疫」と呼ばれる防御効果について研究してきた。
「入院した65歳以上の患者たちを対象に、退院時にBCGワクチン接種を受けるか、プラセボワクチン接種を受けるかランダムに割り当てたのです。
そしてBCGが幅広い感染症から患者を保護できるか確認するために、1年間の追跡調査を実施しました」
198人の高齢者を対象とした臨床試験のうち、150名の中間分析では、すでに明確な差が認められている。
臨床試験の結果、プラセボ群(78人)では高齢者の42.3パーセントが感染症を発症したが、BCG群(72人)では25パーセントにとどまった。
また、BCG群ではワクチン接種後に平均16週間で新規感染が報告されたのに対し、プラセボ群では11週間と短かった。なお、副作用に差はなかった。
共著者であるギリシャのアティコン大学病院内科のエヴァンゲロス・ジアマレロス=ブルブーリス教授は次のように述べている。
「一般的な感染症におけるBCGワクチン接種の明確な効果に加えて、今回の最も重要な経過観察は、BCGが主に呼吸器感染症を予防できることでした。
BCGワクチンを接種した高齢者は、プラセボを受けた高齢者に比べて呼吸器感染症が75パーセント減少したのです」
BCGワクチン接種は、新規感染の発生率を低下させ、特にウイルス性呼吸器感染症の予防に最も効果があることがわかったのだ。
(全文はソースで)2020/9/5
https://wired.jp/2020/09/05/bcg-coronavirus/