1 :2020/09/06(日) 17:39:31 ID:MhlVcdk29.net
東大阪市にある「カラオケステージ絆」。約100平方メートルある店内では、新型コロナウイルスへの感染対策を徹底しています。
「(客に)まずはアルコール消毒をしていただいて、席に座っていただく。歌った後にはアルコールティッシュでマイクを全部拭いていただく。徹底はやりすぎてもいいくらいなので、できる限りうちとしてはやっていますけどね。」(カラオケステージ絆 大谷隆記マスター)
客はお年寄りのグループが多く、ステージを使ってカラオケを楽しんでもらうのがこの店の特徴です。店の収容人数は50人ですが、今は20人に制限。歌い終わった後は拍手のみの対応をお願いしています。
新型コロナウイルスの影響で、今年3月〜5月の売り上げは、前年の2割程度に落ち込みました。“営業を続ける以上は絶対に感染者は出せない”そんな思いで店を開けてきた中、8月初めに、あるデマが客の間で広がっていることが発覚しました。
「『絆の発表会で9人のクラスターが出たとのことですがご存じですか?』と。突然きたので。最初は『うそっ』て感じですよね。どこから?なんで9人?って。クエスチョンだらけで。どうしていいかもわからない。」(大谷隆記マスター)
常連客が受け取ったメールは『店で7月に開かれたカラオケの発表会で9人の感染者が出た』というもの。実際に発表会は7月に開かれましたが、全員マスクを着用。感染者はもちろん出ていません。マスターの大谷さんには発信源について心当たりの人物があり、デマについて問い詰めましたが、はぐらかされたといいます。一方で、デマはあっという間に常連客を中心に広がり始めます。
『先日カラ仲間から東大阪の絆に9人のクラスターが出たと報告あったわ、発表会で。店でうつり家族にうつしたら最悪やな。』
『知り合いから大阪のカラオケステージ絆には行かないようにと連絡がありました。』【客のメールより】
大谷さんが把握しているだけで20人の客がデマをメールやLINEで受け取った後、また別の客に転送していたといいます。
「悲しいしかないですよね。みんなうちのお客さんだったので、デマを聞いた時に直接店に電話していただいて、『どうなんですか?』って聞いていただければ、そんなことはなかったんですけど。」(大谷隆記マスター)
新型コロナウイルスに関するデマをめぐっては、15歳〜69歳の男女2000人を対象にした今年5月の総務省の調査で、間違った情報を拡散したことがあると答えた人が35.5%もいました。うその情報がどこまで広がっているのか。大谷さんは大きな不安を抱えながら営業を続けています。
「涙が出ないくらい腹立ちますね。どうしたらいいのか。どういう道に進んだらいいのか、誰に文句を言えばいいのか。店をやっている人間は言われっぱなしかなと。」(大谷隆記マスター)
9/4(金) 17:18配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200904-00034691-mbsnewsv-l27