1 :2020/09/04(金) 06:06:01 ID:CAP_USER9.net
https://www.cnn.co.jp/showbiz/35159095.html
(CNN) 米ディズニーの人気SF映画「スター・ウォーズ」シリーズ3部作に、主要登場人物として出演した俳優のジョン・ボイエガ。この配役が最初に発表されるとたちまち、黒人の起用に反発するファンから人種差別的な言葉を浴びせられた。
それから6年が過ぎ、3部作が完結したことを受け、ボイエガが2日、英誌GQのインタビューに応じ、同シリーズ出演に関する複雑な思いを打ち明けた。
「私がディズニーに言いたいのは、黒人のキャラクターを持ち出してきて、シリーズの中で実際よりずっと重要な人物として宣伝し、それから脇へ押しやるようなことはしないでほしいということ」
そう語るボイエガが演じたのは、元ストームトゥルーパーのフィン。1作目の「フォースの覚醒」では重要な役割を果たしたが、2作目、3作目ではデイジー・リドリー演じるレイと、アダム・ドライバー演じるカイロ・レンに照準が移り、フィンは影が薄くなった。
ハリウッド映画の多様性の欠如は、以前から批判の的になっていた。かつてに比べると多様化は進んだものの、業界関係者の多くが、まだ先は長いと指摘している。
脇へ押しやられたのは自分だけではないとボイエガは言う。同作品に出演した非白人は、ナオミ・アッキー、ケリー・マリー・トラン、オスカー・アイザックを含めて、全員が同じような目に遭ったと話している。
「デイジー・リドリーやアダム・ドライバーに関しては、みんなどうすればいいのか分かっている」「けれどケリー・マリー・トランやジョン・ボイエガとなると、クソ扱いだ」
スター・ウォーズへの出演が「素晴らしいチャンス」であり、「足掛かり」になったことはボイエガも認めている。しかし「彼らが言わせたいのは、『楽しく参加させてもらいました。素晴らしい経験でした』というセリフだ。とんでもない」と憤る。
「出演者の中で、人種に基づく特異な経験をしたのは私だけだった」「私はチャンスを与えられたが、私が身を置いている業界は、私に対応する準備さえできていなかった」
ボイエガは、自身の起用をめぐって殺人の脅しを受けたり、一部のファンがボイエガを理由に映画のボイコットを呼びかけたりしたことに言及し、「ほかの誰もそんな経験はしなかった」と訴える。