1 :2020/08/30(日) 16:56:30 ID:CAP_USER9.net
第6話では、帝国航空向けの債権放棄を迫る政府の方針に抗う東京中央銀行に、国土交通大臣の白井亜希子(江口のりこ)が乗り込んでくるシーンがあるが、銀行関係者はいう。
「省庁間の縄張り意識は相当なもので、金融庁の管轄下である銀行のトップに、管轄外の国交省の大臣が金融担当大臣や金融庁長官の頭越しに直接面会して何かを要請するというのは、考えにくいと思います。また、通常、大臣が企業のトップに要請や指導をする際には、省庁に企業トップを呼びつけるかたちをとります。わざわざ大臣のほうから企業に足を運ぶというのは、不自然です。
このほか、国交相らと銀行側の頭取以下役員が会談を行う場面では、半沢が直接、国交相に向かって発言していますが、次長クラスの人間が大臣と頭取の会談に同席して、さらに大臣に対して発言までするというのは、あり得ないでしょう」
東京中央銀行内の帝国航空再建チームに選ばれた半沢と審査部次長の曾根崎雄也(佃典彦)が方針をめぐり対立。曾根崎が半沢をチームから外そうとし、帝国航空再建を指揮する常務の紀本平八(段田安則)が、中野渡頭取(北大路欣也)の前で2人の意見を聞く場を設ける場面があるが、銀行関係者はこんな違和感を示す。
「紀本常務は半沢と曾根崎に意見を言わせ、どちらが正しいかを頭取に判断してもらうというように見えましたが、基本的に銀行の管理職は、自分の管理下で揉め事が起きているということを上司に知られたくない。管理職としての監督責任や管理能力が問われるからですが、今回のような場合、紀本常務の行動としては、曾根崎と半沢をなだめて丸く収めようとするか、もしくは逆に上には適当な理由を説明してどちらかをチームから外すというのが普通でしょう。“部下たちが対立してしまったので、頭取に2人の話を聞いてもらって判断してもらいましょう”とはならないと思います。また、メガバンクで部長の下である次長クラスが頭取と直接言葉を交わすということは、基本的にはありません」
2020.08.30 05:00
https://biz-journal.jp/2020/08/post_176592.html