1 :2020/08/30(日) 07:58:46.43 ID:K+QxJy5/9.net
◆委託費は427億円、284億円で再委託
国から業務を受託したデロイトはさらに同社のグループ企業6社のほか、博報堂、凸版印刷、イベント運営会社「コンベンションリンケージ」など計10社に、委託費の66%に当たる284億円で事業を再委託する。外注先も含めると事業に計27社が関わることになり、63社が関わっていた1次補正分と比べて減る。
1次補正分では、769億円で受託したサ協が、委託費の97%で電通に再委託した上、電通からさらに外注が重ねられて予算の無駄遣いが指摘された。電通と比較されることが多い広告会社の博報堂は2次補正分で、コールセンターや広報などを10社に外注する。一方、サ協は8月末までに受け付けた申請のうち、給付が終わっていない業務を9月以降も継続する。(妹尾聡太)
◆「高すぎる」批判受け、委託費ほぼ半減
2020年度2次補正予算分の持続化給付金事業で、経済産業省からデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーへの委託額は427億円に上る。経産省が当初想定していた2次補正分の事務費は850億円で、委託額は現時点で半分ほどになっている。1次補正分で国が一括発注した一般社団法人への契約額が「高すぎる」との批判を受け、経産省が2次補正分の事務費を半分ほどに分けて発注する方式に改めたためだ。
1次補正分では、一般社団法人サービスデザイン推進協議会(サ協)が769億円で業務を受託後、749億円で業務をほぼ丸ごと電通に再委託した。だが、電通を中心に外注も重ねられた業務の流れに不透明だとの批判が強まった。サ協に2次補正分の事務も任せる方針だった経産省は、入札で新たな事業者を選ぶよう迫られる形となった。
◆「一括発注」の入札も見直し
新たな入札の際、経産省は1次補正分でサ協に対して行った一括発注も見直した。今回は事務費の総額850億円を丸ごと発注するのではなく、給付件数を1次補正分の半分に当たる100万件と想定し、デロイトと契約した。
今後、給付件数がさらに増え、事務費が427億円で足りなくなった場合、経産省は予算の残りを追加執行する方針。その場合、経産省は「デロイトに継続してもらうために契約変更をするか、新たな入札を行うことを検討する」(幹部)と説明している。(桐山純平)
東京新聞 2020年08月30日 05時50分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/51996