1 :2020/08/22(土) 14:38:36 ID:D+vMHNm19.net
【北京=三塚聖平】中国の長江上流域の四川省などで、豪雨による洪水被害が広がっている。21日までに重慶市の市街地で冠水被害が起きたほか、長江中流にある世界最大級の「三峡ダム」では流れ込む水量が過去最大規模を記録している。李克強(り・こくきょう)首相が被災地入りするなど当局も警戒を強めているが、被害のさらなる拡大が懸念される。
中国メディアによると、19日に重慶中心部の一部で洪水により道路や建物が冠水した。18日には四川省にある世界遺産の楽山大仏の足元が水につかった。
また、湖北省に位置する三峡ダムでは、流れ込む水量が20日に毎秒7万5千立方メートルに達した。2009年のダム完成以降で最大規模となる。放水量を増やして水位を下げようとしているが、それにより下流域に影響が生じる恐れもある。
李首相は20日に重慶に入り、洪水の被害地域を視察した。李氏は被災者に「共産党と政府は、皆さんが難関を通り抜けるのを必ず助ける」と声を掛けた。習近平国家主席は18日から安徽(あんき)省を視察し、救助活動中に死去した消防隊員らの遺族を見舞った。一連の豪雨災害で習氏の視察が伝えられるのは初めて。
中国中南部の各地では6月から断続的に大雨が続いている。中国応急管理省の幹部は今月13日、洪水災害で延べ6346万人が被災し、直接的な経済損失は約1790億元(約2兆7300億円)に上ると明らかにしている。死者・行方不明は219人だという。
2020.8.21 17:31
https://www.sankei.com/world/news/200821/wor2008210018-n1.html
■他ソース
中国南部の洪水、楽山大仏の足元に到達 70年ぶりか
https://www.cnn.co.jp/world/35158405.html