【社会】用水路で豚が見つかる　暑さで❝トン走❞か　富山県

　２１日午前、富山市の用水路で１頭のブタが見つかりました。

　現場周辺は事業所が並ぶ企業団地で、ブタはどこから、そして、どうしてこんなところにいたのでしょうか。

　「ブタが用水路の中で倒れています。足をケガしているのでしょうか」（記者）

　２１日午前１０時半ごろ、北陸自動車道・富山西インターチェンジがある富山市池多（いけだ）の用水路で見つかったのは、１頭のブタ。

　体長はおよそ１メートル、体重は１００キロほどとみられ用水路に弱った様子で横たわっています。

　通報を受けた警察官たちもが駆けつけロープでブタを引き上げようとしますが、なかなかうまくいきません。

　なぜ、こんなところにブタが…。

　「（トラックから）落ちたのが運転してたら分かりますから」（ブタの飼育業者）

　ブタは飼育されている農場からトラックで「と蓄場」に移動される途中で逃げ出したとみられます。

　「トラックの横に網ありましたよね。あの網を突き破ったんですよね。暑くて（ブタが）密集しているので嫌がって逃げたんじゃないかな」（ブタの飼育業者）

　ブタを飼育している会社によりますと、当時トラックには３０頭のブタが乗っていてこの時間の富山市の気温は３０℃を超えていたとみられブタもこの暑さにはかなわなかったのでしょうか。

　「今ブタが用水路の中から救助されます」（記者）

　逃走から１時間あまり、ブタはようやく用水路から引き上げられ、トラックに乗せられました。

　けが人はいませんでした。