1 :2020/08/03(月) 12:16:46.91 ID:U7cQAGD30●.net
ソニーがグループの力を結集し、アニメ事業の世界展開に乗り出す。音楽、映画、ゲームに続く、エンターテインメント分野の新たな柱にアニメを抜てきした。
足元ではグループのアニプレックスが制作する「鬼滅の刃」が日本で社会現象となり、海外での売り込みも始まった。有力な知的財産(IP)で重層的に稼ぐ技を磨き、
収益のけん引役に育てる。SONY第4の柱が振るう刃で、世界を切り開けるか。
■ソニー吉田社長の宣言、アニメをエンタメ第4の柱に
「日本のアニメを世界中のファンに届けることに、グループを挙げて貢献したい」。5月19日、ソニーが社名変更を発表した20年度の経営方針説明会で吉田憲一郎社長は、
「One Sonyを体現するもの」とアニメを位置づけ、エンタメ第4の柱に育てる方針を宣言した。
ソニーがアニメに注目するのは、特有のビジネスモデルだ。魅力的なアニメ作品やキャラクターは一度ファンが付くと、他社がまねできない強力なIPになる。
作品をグッズ販売や映画化、ゲーム、アニメソングなどの楽曲に展開して長く稼げる。エンタメを担当する斉藤義範シニアゼネラルマネジャーは「アニメはヒットすれば、
末永く愛着心を育める。結果、多角的に収益を出せるようになる」と力を込める。
実はソニーは動画配信サービスなど他のコンテンツ企業と異なり、アニメ分野でも類のない機能をグループで抱える。
制作ではアニプレックス、ゲームではプレイステーション(PS)を有するソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)、放送・配信では有料アニメ専門チャンネル首位の
アニマックスブロードキャスト・ジャパン、米最大の日本アニメ配給会社ファニメーション、そして音楽ではアニメソング専門レーベルなどをもつソニー・ミュージックエンタテインメント(SMEJ)などだ。
アニメの制作、配給から配信サービス、ゲーム開発、音楽まで幅広くそろえる。作品のIPを核にグループで連携し、海外市場への展開を進められる。
アニプレックスには驚異の収益力を生み出したアニメ攻略の「型」がある。制作会社として作品を生み出すクリエーターに寄り添いながら、IPをアニメやゲーム、
音楽などで重層的に稼ぎ出す技だ。その象徴がFGOだ。アニメから生まれたモバイルゲームで大ヒット。ファミ通がまとめたモバイルゲーム白書によると、
FGOの19年の国内売上高は711億円となり、初の首位となった。
FGOの成功体験を生かして、鬼滅の刃でさらなる成長を狙う。アニプレックスの岩上敦宏社長は「鬼滅の刃をアニプレックスの看板に育てるため、価値を最大化する体制で臨んでいる」と語る。
原作の良さをアニメで引き出し、爆発的ヒットの導火線を担ったが、今夏に映画化するほか、今後はモバイルゲームやPS4向けゲームなどで重層的にIPで稼ぐ方針。海外での浸透も狙う。
■「ミニディズニー」のモデルで稼ぐ
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■アニメ攻略の新たな「型」、ソニーのテクノロジーを活用
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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62195440R00C20A8X11000/